おはようございます。S&Tの上村です。
先日のアートショップでお客様と話しているときに、地元の展覧会でのお話をしていた時の
ことです。某展覧会で、私が久々に頭にくるレベルの作品に出会ったという話をしていたところ
そのお客様も何やら思うことがあるらしく、かなりヒートアップしてお話しされていました。
その作品はおそらくあの作家のものだろうと思われるような偉大な画家の作品をたくさん真似し
ただけの作品でした。表面的なものだけで、オマージュ作品とは程遠いただのパクリでしたね。^_^;
その展示では、その作家の作品が一番多く展示されていました。笑
そんな作家が地元の名士的に扱われ、度々ニュースにも取り上げられてしまう地域では、やはり
アートなど育たないと痛感してしまうような出来事でした。
「オマージュ」という言葉を調べると、
芸術や音楽において尊敬する作家や作品に影響を受けて、似たような作品を創作する事を指す用語である。しばしば「リスペクト」(尊敬、敬意)と同義に用いられる。ただしフランス語として使う場合は他の単語と組み合わせて「尊敬を込めた作品」の意味で使われることが多く、hommageだけでは「尊敬、敬意」の意味だけになる。
とあります。昨今でも数多くのオマージュ作品が多数発表されています。
有名なのは、アートショップでもおなじみのゲルハルト・リヒターの『エマ』ですね。
これはマルセル・デュシャンの『階段を下りる裸体』という作品のオマージュです。
左がオリジナルですが、もはやどっちが原作かわからないレベルですよね。
私はどちらも大好きです!
そして、どちらも素晴らしい!
これこそがオマージュ作品ですよね。\(^o^)/
この他にも、トーマス・ルフの作品にリヒターのオマージュ作品がありますが、これも本当に面
白いです。リヒターは写真のような油絵、ルフは絵画のような写真。
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頭は大パニックで、なおかつオマージュの面白さもあって最高に刺激を受けます。
是非、ご自分で探してみて下さいね。
他にもご紹介したい作品はたくさんありますが、それはまた別の機会に。
前述に戻りますが、そんな素晴らしいオマージュ作品を知っていれば、そんなインチキ作家の作
品を持ち上げたりはしないだろうと思いますね。アートショップはS&Tのイベントですが、もっ
ともっと多くの人に来てもらい目を肥やしてもらわねばと気持ちを新たにしました。
インチキ作家さんありがとう。
ちょっと口が悪かったですね。笑
素晴らしい作品を見ながら、そんな作品の話をしにS&Tにもいらっしゃって下さいね。
いない時も多いので、あらかじめご連絡いただけるとありがたいです。
いつでも大歓迎ですよ。
しゃねげど。(久々に山田さん風)
それでは、今日も良い1日を。