こんにちは。S&Tの上村です。コロナの影響で思わぬ副産物が!それは、いつもは忙しくて中々ゆっくり話せない海外のギャラリーのCEO達と色々情報交換できた事です。皆さん自宅で身動きが取れないようなので、『忙しいところごめんね。』と言ったら『暇だから気にすることはないよ。コロナのせいでやる事がない。』と言ってました。(笑)
というわけで、これから面白いであろう作家の情報や作品の資料をゲットしちゃいました。\(^o^)/
作品はちょっと整理してチョイチョイご紹介していきますね。
さて、本日ご紹介したいのはスイスにある「アール・ブリュット・コレクション」という小さな美術館。1976年に開館して、アール・ブリュットの原点とか総本山と呼ばれています。
皆さんご存知だとは思いますが、アール・ブリュットとは簡単に言うと正規の芸術教育を受けていない人が独特の方法を生み出して完成させたアートのこと。アーティストたちは知的障害の人や精神障害の人が多く、中には刑務所の受刑者もいて、世界各地に住んでいます。
世界では日本のアール・ブリュットも非常に評価されているんです。
実は日本にもアール・ブリュットの美術館はあり、滋賀県の「ボーダレス・アートミュージアムNO-MA」や日本初のアール・ブリュット美術館と言われている栃木県の「もうひとつの美術館」などが有名です。
残念ながら日本では、その性質上、作家の障害や背景にスポットを当てられがちなんですが中には本当に素晴らしい作品もたくさんあります。
最近ではよくパラアートなんてやっていますが、これはまやかしで体を動かすスポーツと違い全ての人に平等なものがアートなんです。だから純粋に作品を見て欲しいと私は思います。(あくまで私見です。)
面白い作品がたくさんあるのは確かなので、ぜひ一度足を運んでみて下さいね。