こんにちは。S&Tの上村です。このブログをお読みの皆さんはもちろん作品購入の経験はありますよね?
イベントなどで時々ものすごい上から目線で語って帰られる方がいらっしゃいます。さぞ立派なコレクションをお持ちなのかと思い聞いてみると大抵そういう方は作品を1つも買ったことがない。😅
私は作品を持っていない方(買ったことのない方)の話はあまり信用していません。これは私がアートディーラーで作品を販売しているからではなくて、単に作品を持っていない方(買ったことのない方)は知っているように見えても何もわかっていないからなんです。💦
常日頃言っているようにアートは作品を持ってみて初めて分かる部分があるんです。これは一度所有したことがある方はきっと頷いていることだろうと思います。
そして、持っていない方(買ったことのない方)は大抵作品をお薦めすると定番の言い訳で決して買おうとはしないんです。
例えばこうです。
『ものすごいこの作品いいんだけど、残念ながら我が家には飾るスペースがないんだよね。』
『惜しい。もう少しこういう感じだったらすぐ買ったのに。』
どこかで皆さん耳にしたことありませんか?(笑)
もしかしたら本当にそうかもしれません。しかし、経験上大抵それは言い訳にすぎずそして作品購入経験は一度もありません。
何も「ん千万円」もする高額なものを持てと言っているわけではないんです。当然予算があるでしょうから自分の予算に合わせて購入することは十分可能ですよね?
本当にアート好きなら思わず買っちゃうことだってあるでしょう。
ま、結局のところ色々偉そうにお話はするのですがアートが好きなんじゃないんでしょうね。(笑)
そして、何より偉大なアーティスト達は偉大なコレクターでもあります。大抵すごいコレクションをお持ちなんですよ。アーティストでも他の人の作品を一つも持っていない人は大概大したことがない。
やっぱりすごい才能は自分と同じような才能を見抜く力があるんでしょうね。
必ずしもそうとは限りませんが、それでも持っていない方(買ったことのない方)よりはまともです。
そういう人皆さんの周りにもいませんか?
というわけで本日の1品です。
Anne Collierは1970年生まれのアーティストです。現在はニューヨークを拠点に活動しています。彼女は自分を静物写真家だと考えています。彼女の被写体はたまたま他の写真や見つけたメディアです。彼女の作品は商業写真に見られる慣習や決まり文句、そしてそれらの視覚的な消費を分析しています。特に、カメラ、性的な女性の身体、そしてこれらの画像を見る行為の関係を明らかにすることに興味を持っています。 彼女は、細心の注意を払ったステージングと照明でも知られていて、すべての被写体は、スタジオでニュートラルな背景に対して隔離されて撮影されています。
彼女の作品は、サンフランシスコ近代美術館、パリのポンピドゥー・センター、ミラノのプラダ財団(いずれも2016年)、シカゴ現代美術館(2014年)、フラック・ノルマンディー(2018年)など、数多くの国際的なグループ展や個展で発表されています。
しつこいようですが、彼女の作品は写真なんですよ。
中々入手も難しくなってきましたがご興味ある方はS&Tまで。