おはようございます。S&Tの上村です。
皆さんMeet me at MOMAってご存知ですか?
https://www.moma.org/visit/accessibility/meetme/
これはアートが持つ色、形。そしてそこから汲み取ることのできる物語。
それが認知症のある方の健全な能力を引き出すことに作用する、という観点から
ニューヨーク近代美術館(MoMA)が開発した
「対話型アート鑑賞プログラム meet me」です。
これは全米普及の為のMoMAアルツハイマープロジェクト(2007-2014)を展開しました。
それが全米80の美術館で感動を呼んでいるそうです。
ざっくり言うと、絵を見てアルツハイマーの方やその家族の方々が自由に感じたことを
発表し合う対話型のプログラムです。
そして、これがものすごく効果を発揮しています。
自然に絵と自分を関連づけていけるようなプログラムになっていて、参加者は
とてもアルツハイマーとは思えないようにスラスラと自分の記憶を呼び覚まし、
コメントしているそうです。
家族の方の中には『昔のお母さんの顔に戻った。』なんて話をする人もいるそうです。(涙)
すごいですね。
当然と言えば当然のことですが、アートは常に人々を刺激しています。
それが色彩だったり、形だったりするわけですが、見る側が意識しようがしまいが
常に刺激しているわけです。
それが脳を活性化させるのではないでしょうか?
これぞアートの持つ力だと私は思います。
こんな素敵なプログラムがどんどん日本でも取り入れられていくといいですね。
アートは役に立たないと考えている方もこれを機にアートに対しての見方を
変えてもらえると嬉しいですね。
アートは人が生きていく上でなくてはならないものなんですよ!
また、アートはうつ病にも効果があることがわかっています。
脳研究では、美しいものを見たときに活動する部位があるそうです。
その部分が機能しなくなると人間は鬱病になるということです。
要するに、美しいものを見る習慣は、脳にも良い影響があるということです。
結果的に、自分が「美しい」と感じるアートをそばに置いておくことは、
脳の健康にも一役かってくれるのです。
まだまだお伝えしたいことはありますが、今日はここまで。
今回は違った視点でアートを見てみました。
さらにアートが好きになって興味を持った方はS&Tまでご連絡くださいね。
あなたのアートライフのお手伝いを心を込めてさせて頂きますよ。
しゃねげど。笑
それでは今日も良い1日を。