こんにちは、S&Tの上村です。昨日はやっぱり雪でしたね。私の地域も寒かった。例年に比べると雪は全くないのですが、それでもちょっと降ると寒い。🥶
この度の能登半島地震の被災地ではこの雪は大変だろうと容易に想像できます。依然として先が見えない状況で、被災された皆さんは大変な思いをしていると思います。1日でも早く日常に戻れるようにお祈りしております。
そして、やっぱり我が家のハイビスカスは咲いておりました。😅
さて、今日からいよいよ本格的にお仕事という方もいらっしゃることでしょう。なんだか久しぶりの仕事だとやる気が出ないなんてこともあるかもしれませんね。そんな時は皆さんどうしてますか?
私の場合は常に休みなのか仕事なのかわからない仕事の仕方をしていますのであまりそういうことはないのですが…(笑)
ちょっと調子が出ない時はやっぱり仕事を忘れて芸術作品を見て癒されています。そんな時は作品に囲まれて仕事していてもじっくりと作品を見る時間を作ることは大切な時間だと改めて思います。
そんな時は人生において芸術作品は息を吸うように当たり前に必要なものなんだと感じます。
皆さんもそうじゃないですか?
そんな風に感じることができる人達は幸せな人生だといつも思います。そして、それに気がついた人がきっとコレクターになっているんでしょうね。
たまに投資目的のみなんて人を見かけますが、そういう人はコレクションを続けることはしません。もちろんS&Tにはそんなお客さんは一人もいませんが。いらっしゃってもお断りします。(笑)
年の初めにふとそんなことを考えていました。
今月はNCVでゆる〜いアート番組『おきらくアート』が放送されていますが、皆さんそちらはもうご覧いただけましたか?
今回は山形美術館に取材に行っております。喋りすぎて6分の1くらいにカットされていますが。(笑)
プレゼントもありますので皆さん奮ってご応募して下さいね。🤗
明日10日締め切りのものもあるようなのでお早めに。
というわけで本日の1品です。
アレックス・カッツは1927年ニューヨーク・ブルックリン生まれのアーティストです。ニューヨークのクーパーユニオン大学、メイン州のスカウヒーガン美術学校で絵画を学びます。家族や友人など、身近な人々をモデルとした平面的な肖像画や風景画で知られ、作品はシンプルな色合いと画面全体を使った大胆な構図が特徴です。絵具の乾きを待たずに塗り重ねるウェット・イン・ウェットの手法などを用い、肖像画と風景画のどちらにおいても写真ではなく実際のスケッチをもとに描きます。50年代に隆盛した抽象表現主義とポップ・アート、大衆文化や街のビルボードなどに影響を受けつつ、現在まで独自の具象表現を貫いています。絵画のほか、薄いアルミ板や木板に肖像を描いて切り抜くカットアウト彫刻や舞台美術なども手がけています。
彼は1951年以降、250以上の個展と約500のグループ展に出展してきました。しかし、現代アートの主流にいる巨匠たち(たとえばジャスパー・ジョーンズやロバート・ラウシェンバーグなど)の知名度には遠く及びません。
2022年にはグッゲンハイム美術館で大規模な回顧展が開催されています。その時のディレクターはこう述べています。
『私たちは、うちの美術館の所蔵作品の中に彼の作品が一点もないことに気づいたんだ。私たちが知る限り、彼はグッゲンハイムでは一度も作品を展示したことがない。なんてことだ、これは完全な見落としだ、と思ったよ』と。
彼の代理人のアートディーラーは彼のことをこう述べています。
『彼はちょっと変わった極楽鳥のような存在だ。ダンスを完璧に踊ろうとし、または、巣作りを極めようとしている。アートを作ることは彼のDNAに刻み込まれている。それが彼の人生の課題なんだ。ある意味ではごく小さな課題だが、今の時代においては、かつてないほど貴重な価値をもつんだ』
今年97歳になるカッツはますます輝きを放ちそうです。
そしてまもなくS&Tにも。
それでは皆さん本日も良い1日を。