こんにちは、S&Tの上村です。昨日はS&Tでいつも依頼している額屋さんがわざわざ山形にやってきてくれました。😆
初めは依頼できる額屋さんがなくなり途方に暮れていたところ海外のギャラリーやいろんなところからご紹介されて頼んだのがきっかけでした。
山形から東京へ出すには輸送費もかかるし破損のリスクもあるのでやだなとは最初思っていたのですが、とりあえず一つ頼んだら完璧なお仕事。一発で気に入り、今ではそこ以外は考えられません。お客様にもちょいちょいご紹介していますが皆さん喜んでいます。
もちろん担当の方とも一度もお会いした事がなかったのですが、先方からわざわざ山形に足を運んでくれました🤗
きっと『急に依頼が増えたけど山形の田舎でなんなんだここは?』と不思議に思ったんでしょうね。(笑)
アート界の状況や東京のギャラリーの裏話など色々お話できて良かったです。お会いしてますます気が合うなと思いました。楽しいひと時でした。
先方は変なやつだなと思った事でしょう。(笑)
真面目な話、S&Tは意外と10年くらいのお付き合いしているけどお会いした事がない人って結構いるんですよね。でも、お会いしていなくてもちゃんとしたやりとりと実績で信頼関係は築けるんだなと思っています。
それでもお会いしてお話しすると楽しいですね。本当に楽しかった。お土産までもらって〇〇さんありがとう!!!
ついでに輸送費がもったいないので新しい作品を額装頼んじゃいました。
せこい(笑)
とはいえ関係する業者もお客様もみんな素晴らしい人に囲まれて仕事できるのは楽しいなぁと思えた昨日でした。やっぱり仕事はこうじゃなきゃね。😆
というわけで本日の1品です。
S&Tのお客様にもだいぶ浸透してきたMandy El-Sayeghの作品です。こちらの作品は実は一度入荷したのですが見た事がある方はかなり少ないですね。😅
なぜって、見た人は必ずため息を漏らしちゃうほど良かったからですね。すぐになくなっちゃいました。なんなら私ももう少し見ていたかった。(笑)
Mandy El-Sayeghは1985年マレーシア生まれのアーティストです。現在はロンドンを拠点に活動しています。
彼女は物質と言語の探求に根ざした、プロセス重視の作品を制作しています。緻密なレイヤーを持つペインティング、彫刻、インスタレーション、ダイアグラム、サウンド&ビデオなど、幅広いメディアを駆使して、身体的、言語的、政治的な秩序システムの形成と崩壊を探求しています。
彼女が特に興味を持っているのは、「部分と全体」の関係を探求することで、重要でありながら未計画なものが、さまざまな小さな相互作用や反復によって出現し、成立していく様子です。彼女は、バラバラの断片、テキスト、どこからか探してきた画像をコラージュし、有機物を模したラテックス、ゴム、粘土のような素材と重ねることで、これを物理的に示しています。手描きのグリッドや幾何学的な型など、単純で反復的なパターンを通して、意識的に意図されたり予期されたりすることのない形式的で物語的な合成を引き起こしています。
彼女は私たちの思い込みや、一般的に疑問視されることのないシステムに対する理解に疑問を投げかけます。
彼女はこう言っています。
『私は工芸品は民族誌的な証拠としてではなく、持ち運び可能なエコロジーとして、移動し、旅をし、文化的な均質性ではなく、文化的な混交性に貢献するという考え方に興味がある。これらの要素はすべて、私たちがどのように歴史を読み、どのように現在を消費するかを常に塗り替えているのです』と。
実はこの作品じゃない彼女の作品をS&Tでは隠し持っています。(笑)
ご興味ある方はお問い合わせ後にぜひ足を運んでくださいね。🤗
それでは皆さん本日も良い1日を。