こんにちは、S&Tの上村です。昨日は辺藝に読売新聞を見てきましたという方いらっしゃいました。新聞見て来ましたという方最近あまりいなかったのでビックリしましたが、さすが全国紙と言ったところでしょうか?

素敵なご夫婦で、色々楽しんで頂きました。帰りに1,500円ガチャに挑戦していかれましたが、ちょうどその場にいた石塚さんの作品が描かれたキーホルダー(栓抜き付き)が当たって喜んでいました。

お帰りになってから石塚さんとも話していたのですが、ガチャもご縁だと思います。だって、その方たちは石塚さんの作品熱心に見ていましたから。

喜んでもらえてよかったです。

『ガチャ1,500円です。』というとびっくりする方多いですが、大抵内容を聞いて納得。そして面白がってやっていかれる方多いですよ。

ちなみに大当たりは作品です。(笑)

皆さんも『辺藝』の記念にぜひ👍

早くも2週目終わろうとしていますが、まだまだ『辺藝』は続きます。そして、作品も変化し続けているようですよ。ご自分の目でお確かめ下さい。

さて、ついにS&Tにはブライス・マーデンのエッチングの作品の額装が出来上がってきました。😆

めっちゃ楽しみだったので急いで梱包を開け早速見ましたが、いや〜実に良い。

これは売れなくていいです。(笑)

こちらは個別でお見せしますが、見たい方はあらかじめ言っておいて下さい。出しておきますので。

そうじゃなければしまっておこうかな。😅

売れないでいいなんて、なんてダメなディーラーだと思うかもしれませんね。

実は今回に限らずいつもそう思っています。(笑)

イヤイヤお見せしますので、まずはご覧になりたい方は予めブライス・マーデンの勉強をしてからいらっしゃって下さいね。😅

53年前の版画作品とは信じられない、静かに惹きつけられる作品です。

あとはS&Tへ来てからのお楽しみですね。😆

皆さんのキラキラしている笑顔を想像して1人でムフフとしています。また一つ楽しみが増えました。🤗

さて、連日イベントの話題ばかりですが久しぶりに海外の話題も書いておきますかね。

先日とあるオークションに縁なし帽とフリルの襟を身に着けた若い女性を描いた17世紀の絵画が出品されました。それがこちら。

オークションにアフターレンブラントとして出品された作品

この作品実は個人宅の屋根裏部屋から出て来たもの。もう皆さんも薄々思いますよね。こういう作品お宝の匂いがします。(笑)

発見時にギャラリーの方はこの肖像画はレンブラントの筆致で描かれたようだったと言っています。さらに、額縁の裏側にはレンブラントの作品であることを示すラベルが貼られていました。

このラベルは、フィラデルフィア美術館が発行したもののようで、1970年に同美術館に貸し出されたことを示唆していたんだそうです。

ただし、この肖像画はほとんど知られておらず、専門家の間ではレンブラントの作品の一部として広く認められてはいません。

一般的には、伝票やラベルは必ずしも美術品の証明にはならず確認の作業が必要なためですが、この作品については現時点でフィラデルフィア美術館がこの肖像画を借りていたのかどうかは確認できていませんでした。

だからと言って、油絵などの裏に美術館のシールなどが貼ってあった場合は絶対剥がさないで下さいね。

これ非常に大切ですから。S&Tへきた事がある人は覚えていると思いますが。😅

結局この作品はアフターレンブラントとして予想落札価格1万~1万5000ドル(約143万~215万円)で出品されました。

ここからが面白いんですね。

この説明を入札者が信じたわけではなかったようです。オークションは大荒れ。すぐに価格は6桁まで跳ね上がり、最終的に141万ドル(約2億円)で落札されました!!!

すごい。😳

数人のコレクターは、この肖像画が本物のレンブラントである可能性は十分にあり、賭けに値すると信じていたのがわかりますね。

この作品直近で1969年にレンブラントの作品カタログに掲載されていたそうですが、真贋がはっきりしていないそうです。しかし、本物かもしれない夢に賭けたんでしょうね。

なんとも夢のある話です。

皆さんもご自分のウチにある作品の裏を一度確認してみて下さい。もしかしたら…。

ちょうど前述のご夫婦ともそんな話をしたところです。

やっぱりアートは面白い。

本日も辺藝は作家何名か在廊予定ですが、そんな話もしながら1日中楽しんで下さいね。

それでは皆さん本日も良い1日を。