こんにちは、S&Tの上村です。昨日は田賀先生が来てくれました。今後の展望や田賀先生の最新作を見せてくれましたがこれが面白い!!!
完成したらお披露目しますので皆さんお楽しみに。😆
毎度思う事ですが、田賀先生の知識や情報量そして作品に取り組む姿勢には頭が下がります。ただ頭が下がるだけでなくて面白いからちょっと悔しいですよね。(笑)
そういう人がうちのイベントに参加してくれるだけで若手にとっても良い刺激になると思うのでいろんな事を吸収してくれればなと老婆心ながら思います。
これから食と芸術というテーマで何かできないかと模索しているところでしたが、田賀先生がそれに関連して(?)なのか手作りのエゴマとヨモギ入りパウンドケーキとお漬物を持ってきてくれました。これがやたら美味かった😋
感動するくらいの美味しさでした。嫁も漬物を食べた瞬間に『美味しい』と言っていましたよ。食べてみたいでしょう?(笑)
写真撮るの忘れました。😅
私もこれからのS&Tのイベントがますます楽しみになってきました。🤗
さて、現在、海外でもあちこちでアートフェアやっていて連日いろんなところからご案内やら資料やらがやってきます。あまり見過ぎると嫌になっちゃうので程々に時間をかけて見ていますが中には面白いものも。
誰の作品かはわかりませんが『〜を着て叫ぶ』なんてシリーズの彫刻がありましたが思わず笑っちゃいました。
皆さんも海外に行く機会に何か開催していたら一度は行ってみると良いかもしれませんね。新しい発見があるかもしれませんよ。
やっぱり芸術作品と同様、なんでも実際に体験してみないとわかりませんからね。画像や仮想体験だけで文句は言っていけないような気がします。あくまで私見ですが。
とはいえ色々いいたくなる気持ちもわかりますけどね。😅
というわけで本日の1品です。

Archival pigment inkjet
101.6 × 76.2 cm
Edition of 8
STEPHANIE SYJUCO(1974年フィリピン・マニラ生まれ)は、写真、彫刻、インスタレーションを含む、調査に基づいた探求的な作品制作で知られています。手作りや工芸に着想を得た媒体からデジタル編集、アーカイブの発掘へと発展させ、オープンソースシステム、シェアウェアのロジック、そして資本の流れを駆使し、経済と帝国に関わる問題を精査する作品を生み出しています。シジュコのマルチメディア・ソーシャル・プラクティスは、教育学と研究を融合させ、様々なメディアを通して本物と偽物の間の緊張関係を研究・浮き彫りにすることで、歴史、人種、労働に関する長年の固定観念を問題提起しています。
「私のプロジェクトの多くは、最終的な作品の制作や構築に一般市民の参加を伴います」とシジュコは説明します。「この共同作業は、社会的にも政治的にも関与するプロセスだと考えています。なぜなら、それは人々がただ芸術作品を受動的に鑑賞するのではなく、共に何かを創造するという主体性を持つことを促すからです。」
当初はイメージに基づくプロセスと、それがアメリカの歴史と市民権に関する人種差別的で排他的な物語の構築に及ぼす影響を探求していた彼女は、その後、フィリピン人が新たに獲得した独立の中で行った歴史構築と神話創造に焦点を移しました。フィリピンにおけるアメリカ植民地時代の人類学のイメージ批評から、歴史博物館のコレクションや閉鎖された新聞アーカイブの調査に至るまで、彼女のプロジェクトはアーカイブを再構築し、「語り返す」ことを試みています。
今回ご紹介しているのはCitizensのシリーズから。
彼女のプロジェクト「CITIZENS」(2017年)は、アメリカ合衆国国内の紛争、抗議活動、そしてDACA受給者の権利に目を向けています。4人の生徒を黒の衣装でカモフラージュすることで、彼女はそれぞれの被写体に、自らを積極的な抵抗者としての幻想に浸らせ、同時にアイデンティティを守ります。それぞれの被写体を威圧的でありながら脆弱な存在として描くこれらのポートレートは、今日の危険な政治情勢に対するメッセージを伝えています。市民権と政治的抗議というテーマに真摯に取り組んだシジュコの作品は、Art21の「Cloth is a Battleground」展で、ステファニー・シジュコの「CITIZENS」として取り上げられました。
これからの活躍が楽しみなアーティストの1人です。
それでは皆さん本日も良い1日を。