こんにちはS&Tの上村です。シークレットセールもあと10日。来週1週間はラストスパートです。最後の週はもしかしたらまた何かが起こるかもしれませんよ。そこはシークレットで(笑)

実は残り10日と言いながら、申し込み締め切りまではあと1週間なんですよね。お時間が合えば何回来ていただいても構いません。狙っているものある方も、ただ見たいだけの方も遠慮なくご連絡下さいね。🤗

さて、先日開催されたアート・バーゼル・マイアミビーチはかなり盛り上がったようです。3年ぶりの開催なんで無理もないかと思いながら各ギャラリー美術館の関係者から連日メールが届きご報告を聞いていますが、皆さんいつもよりちょとだけ興奮気味です。(笑)

行けなかった私は『いいなぁ』とちょっと羨ましくなりました。😅

もし行かれた方はぜひその興奮を伝えにS&Tまでいらっしゃって下さいね。

たくさんいろんな話しましょうね。

さて、最近フランスのギャラリーと仕事をしていますがそんなフランスから気になるニュースが。

12月7日に11歳と12歳クラスのフランス語の授業で問題は起きました。

授業で教師は猟師のアクタイオンが女神ディアナとニンフたちが水浴びする場面を目撃する様子を描いた、ルーヴル美術館所蔵のジュゼッペ・チェザーリの油彩『ディアナとアクタイオン(1603)』を生徒たちに見せたんだそうです。

すると、生徒たちの何人かは、画中の5人の裸の女性にショックを受け、目をそらしたそうです。

その後、様々な社会的な事柄を学ぶ授業プログラム『vie de classe』でのディスカッション中に『教師がイスラム嫌悪的な発言をした』と主張する生徒も現れました。

それに対して一部の保護者が学校に苦情を申し立てました。

ディアナとアクタイオン 1603 / ジュゼッペ・チェザーリ

ん〜。何だかなぁ。😓

事態はかなり紛糾しました。そりゃそうなりますよね。

同校の教師たちはチェザーリの絵を見せた教師に連帯して、今週初めに授業をボイコットしたそうです。しかし、学校では何ともならず、教師たちはフランス国家教育サービス局長宛てに、学校に蔓延する『誹謗中傷行為、職員に対する事件の多発と悪化、世俗主義への攻撃』を指摘する書簡を出していました。

すると今月11日、フランスのガブリエル・アタル教育相が学校を訪れ、事実無根の情報を流した生徒を処分すると述べました。

素晴らしいですね。さすがフランス。日本の選挙と裏金ばかりにしか興味のない犯罪者まがいの政治家とは大違いです。

その後学校は再開されたそうです。

ここのところフランスでは教師が卒業生に刺殺されるなど教師に対する襲撃事件が相次いでいます。12月8日には、2020年にイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を教材に授業を行った教師のサミュエル・パティが過激派に斬首された事件の裁判で、10代の若者6人に有罪判決が下されています。

難しい問題ではありますが、やはりその原因は小さい時からのちゃんとした教育が疎かになっているのかなぁ。

ん〜。難しい問題ですが、もっといろいろなことに寛容である社会であるべきなんじゃないでしょうかね。

日本も今は何やっても叩かれますし。人の粗探しばかりで嫌になっちゃいますよね。

様々なことを考えさせられる出来事でした。

素敵な作品を見ながらそんな話もしにいらしてくださいね。

S&Tでお待ちしております。

それでは皆さん本日も良い1日を。