こんにちは、S&Tの上村です。今日で3月も終わりですね。早いものです。明日からはまた新年度が始まりますが、新しい人生に踏み出す人、これまで通りの人、様々な人生がまた始まりますね。

4月はそんな一つのケジメとしては良いのではないかと思います。

と言いながら私は常に変化を求めているのであまり関係がないのですが。(笑)

さて、ちょっと前に話題になった高知県立美術館所蔵の絵画の問題は今月14日に贋作だと高知県が判断しましたね。もう皆さんご存知かと思いますが。😅

贋作と判断されたハインリヒ・カンペンドンクの「少女と白鳥」とされていた作品

ハインリヒ・カンペンドンクの「少女と白鳥」とされる作品は、ドイツ人の“贋作師”ヴォルフガング・ベルトラッキ氏による贋作だと判断されたと言うわけです。

これについてはなぜ専門家が騙されたのかなど色んな意見が出ていますが、そもそもの問題はこの絵は実在作品の模写ではなく、カンペンドンクの作風を模したシミュレーション作品だったということなんじゃないかなと思います。

これについて購入を決めた美術館がどこまで本当にわかっていたのか。

ちょっと怪しくないですか?

また、これは天才と言われる贋作者の作品でしたが、今話題のAIでもこんな贋作作れちゃうような気がしませんか?

AIについてはジブリ風問題としてニュースで最近取り上げられますが、作品を見ると確かにジブリ風ですもんね。(笑)

おそらくですが、作品を見ての本物偽物の判断ではなく、絵の具の成分や年代分析などの科学分析に頼り切った鑑定をしていたんじゃないでしょうか?

そんなのに騙されない科学分析だけではない目を持った専門家が必要な気がします。

絵画は29年前に名古屋市の画廊から1800万円で購入したものだということで、県ではこの画廊に対し、返金を求めることにしているということですが、一般のお客さんじゃなく仮にもプロの美術館が購入したのですから自己責任もあるんじゃないかと私は思いますが…。

あくまで私見です。

高知県立美術館は、「贋作といえどもレベルの高い絵画であり、贋作という犯罪を伝える点で重要だ」などとして、ことし夏ごろをめどに購入の経緯などとともに展示する方針だそうですが、なんだか笑っちゃいますね。

物珍しさにちょっと見てみたい気もします。(笑)

芸術にはつきものの贋作問題ですが、側から見る分にはいつもながら下手な小説よりも面白いですね。不謹慎ですが。😅

これも芸術のもつ楽しみの一つだと割り切って楽しんじゃいましょう。😆

それでは皆さん本日も良い1日を。