こんにちは、S&Tの上村です。皆さんGWどうでしたか?
GWのせいで5月病になる人が増えるなんて統計もありますが、『だったらGWなんていらないんじゃないか?』と思うのは私だけでしょうか?
怒られそうなのでこのぐらいにしておきます。これはあくまで私見です。(笑)
さて、5月5日はメトロポリタン美術館で恒例のモードの祭典メットガラ(MET GALA)が開催されましたね。
先日もブログでチラッと書きましたが、2025年のドレスコードは「Tailored For You(あなただけの仕立て)」。一体どうだったんでしょうね。
Vogueが5年連続で独占ライブ配信していたようなので見逃した方もこちらから見れるようです。ご興味ある方はぜひ。
https://www.youtube.com/@Vogue/featured
ジャネール・モネイの衣装なんて凄いですよ。なんの映画から抜け出てきたんだ?という感じです。(笑)
何にせよ華やかで良いですね〜。しばし現実を忘れさせてくれます。
5月10日から10月26日(現地時間)にかけては特別展「Superfine: Tailoring Black Style(華麗なるブラック・スタイル)」が開催されます。
それに沿ったドレスコードで、あえて「独創的な解釈」がされるように構想されたんだそうですよ。
特別展自体は、メンズウェアとテーラリングを中心に展示し、大西洋地域のブラック・ディアスポラのアイデンティティ形成における衣服とスタイルの重要性を考察し、“ブラック・ダンディズム”の変遷をたどるものだそうです。
そう言われると何となく腑に落ちる衣装が多いかも。
その期間ニューヨークに行かれる方はちょっと覗いてみてはいかが?
というわけで本日の1品です。

Wood engraving
145 × 126 cm
Edition of 30
いつ見ても圧巻ですね。これが木版画なんですからね。凄いですね〜。
Franz Gertschは1930年スイス生まれのアーティストです。2022年に亡くなっています。巨大な肖像画や風景画で知られるハイパーリアリストの現代アーティストです。彼は木版画と絵画の両方を制作していましたが、撮影された被写体の生命の明るさを捉えようとして、ラピスラズリ、アズライト、マラカイトなどの顔料を使用し、必要に応じて元の画像から逸脱しました。彼は生前自分の制作について「私が写真のオリジナルに集中すればするほど、私はそれから離れていきます」と言っていました。
彼の作品は、1972年のドクメンタ5や1999年のヴェネツィアビエンナーレなど、いくつかの著名な展覧会に出品されています。
つい先日までS&Tで開催していたプチ湯浅克俊展でもこれに関連する作品を1点展示しておりましたが、先日のお客様にお見せしたまま写真作品などと一緒に現在展示しております。
実は先日皆さんにはお見せしていなかった資料が見つかったので見ていると偶然にも面白い発見が。
というわけでしばらく展示しますので後は自分の目でご覧下さいね。
それでは皆さん本日も良い1日を。