おはようございます。S&Tの上村です。
この『in Beppu』についてはこれまで何度か書いてきました。
大分県の別府市を舞台に、2016年より毎年行われているこの芸術祭ですが、
私は日本の芸術祭の中では群を抜いた素晴らしさだと思います。
なぜか?
それは、1組の「個展」という形式をとっているからなのだと思います。
そして、その選考の決め手は
『若手かベテランかに関わらず、1組で別府という土地に対峙できること』だそうです。
素晴らしい!
これこそが芸術祭の在るべき形の一つのような気がします。
現在、日本では芸術祭が多数開催されています。
町おこしの一環で流行りにのって『芸術祭』なんて簡単に開催している
ところもよく見られます。
そういうところでは、必ず便乗して自称アーティストがたくさん出品して
盛り上がったなどと自己満足している様子もチラホラ見かけます。
私はいつもこういう偽芸術祭を見ると「本当にこれでいいのか?」と
思ってしまいます。だからいつまでも日本人のアートに対する見方が
変わらないのだろうとも思ってしまいます。
そういうことを言うとお叱りを受けそうですが。(⌒-⌒; )
そんな中でこの『in Beppu』はコンセプトも本物、作家も本物の
本当に素晴らしい芸術祭です。
正直『やられた。』という感じです。
できれば私がやりたかった。笑
ひとつの土地と、1組のアーティストの世界観を丁寧につなげること。
これが『in Beppu』の取り組みです。
別府の人たちはこんな本物を間近で体験できて本当に羨ましい限りです。
私の周辺のアート鎖国ぶりは半端ないですよ。笑
(賛否両論あると思いますが。)
私はそんな『in Beppu』の取り組みを見て
そんな地元に風穴を開けるべく頑張っていこうと決意を新たにしました。
この『in Beppu』ですが11月25日まで開催されています。
ぜひ一度行ってみて下さい。
それでは皆さま今日も良い1日を。