こんにちは、S&Tの上村です。昨日は歯医者さんへ。いつも思うのですが、口を開いている時に話しかけられてもね…😅

歯医者さんあるあるですよね。(笑)

さて、本日はちょっと気になっている映画の話題。来週日本で公開される映画『関心領域』(The Zone of interest)。

1945年、アウシュビッツ収容所の隣に居を構える、収容所所長の一家の物語。幸せそうに暮らすその家族の日常を通して、観る者の心を恐怖で揺さぶる演出で各国の映画賞を多数受賞しました。

これだけでなんか気になるでしょう?

強制収容所と壁を隔てた隣に暮らす収容所所長の優雅な生活を描写し、囚人も暴力も見せることなしに、すべてを連想させるに留めているんだそうですよ。

それでも観るものは、画面の奥に見える鉄条網を張り巡らせた塀や煙突から出る煙、始終どこかから聞こえてくる叫びや不穏な物音によって、そこに映し出されていないものを想起することから逃れられないんだそうです。

ん〜。めっちゃ気になる。🫣

監督のジョナサン・グレイザーは

『わたしたちは暴力に頼ること、そうした思考と負の行動から進化する必要がある。そこから抜け出せないとは思いたくありません。しかし、それに対処しなければならないのは社会ではなく、ひとりひとりです。個人的に思うのは、わたしたちは自分を被害者として見て、他人を加害者として見る傾向があるのではないかということ。それはわたしたちをどこにも導かないでしょう。誰もが加害者になる可能性はあるし、そのとき我々は何を選択するのか。それを考えなければならないと思うのです。』とその思いを述べています。

いや〜これは見たいですよね。この映画はマーティン・エイミスの同名の小説を元にしたそうですが、小説も読んでみようっと。😆

いよいよ来週5月24日(金)より日本公開だそうですよ。オフィシャルサイトはこちら。

https://happinet-phantom.com/thezoneofinterest/

私はそれほど詳しくはないのですが、コレクターさんやアーティストは映画好きも多いです。そして、たいてい両方好きな人は、ただの好きではなくマニアックなほど詳しかったりします。(笑)

良い映画もやはり芸術ですね。

近年はドンドンその境目が曖昧になっているように感じるのは私だけでしょうか?

というわけで本日はMandy E l-Sayeghのご紹介です。

近年はアーティストの紹介などやインタビューのビデオがYouTubeなどでかなりたくさん見る事ができるようになってきましたよね。そこでギャラリーなども紹介のビデオは色々力を入れていてほぼドキュメンタリー映画みたいになっています。

見ている方も飽きませんよね。ついつい見ちゃいます。YouTubeにもいろんな動画出ていますので、皆さんもぜひ色々見て下さいね。😆

Net-Grid Study (ONE), 2019 / MANDY EL-SAYEGH
Oil and mixed media on linen, artist steel frame
122.9 x 117 cm

Mandy El-Sayeghは1985年マレーシア生まれのアーティストです。現在はロンドンを拠点に活動しています。

彼女は物質と言語の探求に根ざした、プロセス重視の作品を制作しています。緻密なレイヤーを持つペインティング、彫刻、インスタレーション、ダイアグラム、サウンド&ビデオなど、幅広いメディアを駆使して、身体的、言語的、政治的な秩序システムの形成と崩壊を探求しています。

彼女が特に興味を持っているのは、「部分と全体」の関係を探求することで、重要でありながら未計画なものが、さまざまな小さな相互作用や反復によって出現し、成立していく様子です。彼女は、バラバラの断片、テキスト、どこからか探してきた画像をコラージュし、有機物を模したラテックス、ゴム、粘土のような素材と重ねることで、これを物理的に示しています。手描きのグリッドや幾何学的な型など、単純で反復的なパターンを通して、意識的に意図されたり予期されたりすることのない形式的で物語的な合成を引き起こしています。

彼女は私たちの思い込みや、一般的に疑問視されることのないシステムに対する理解に疑問を投げかけます。

彼女はこう言っています。

『私は工芸品は民族誌的な証拠としてではなく、持ち運び可能なエコロジーとして、移動し、旅をし、文化的な均質性ではなく、文化的な混交性に貢献するという考え方に興味がある。これらの要素はすべて、私たちがどのように歴史を読み、どのように現在を消費するかを常に塗り替えているのです』と。

わかりやすいようで実は色々深い考察が必要な彼女の作品は非常に興味深く、見ていて面白いですね。

実は先日エディション版が1点入荷したのですが、その日になくなっちゃいました。見た事がある方はS&Tのお客様でもかなり少数ですね。

これからがますます楽しみな彼女の作品は実はS&Tにも1点あるんですね。現在ちょっと額をなおしているところです。😅

ご興味ある方はぜひ。

それでは皆さん本日も良い1日を。