こんにちは。S&Tの上村です。最近暑かったり寒かったりと寒暖差が激しく何だか調子悪いですね。😅
ふと我が家のハイビスカスを見上げると何と次々と咲き誇っていました。やっぱりお天気が不安定だと我が家のハイビスカスは喜ぶようです。(笑)
皆さんも体調には気をつけて下さいね。
さて、フリーズなど各地のアートフェアも花盛りで世界のアート市場は盛り上がっていますね。日本のアート市場は今ひとつ精彩に欠けているような気がしますが、相変わらずニューヨークのアート市場の強さは際立っています。ま、アート市場も結局は経済に左右されるのですが…。
先日のフリーズのVIPプレビューの売り上げも報告されましたが、知り合いのギャラリーもかなり好調のようでした。中でも亡くなったアーティストの作品に高値がついていたのはちょっと印象的でした。
S&Tでも亡くなった後もあちこちで展示され活躍しているアーティストの作品何点かありますが、やはり亡くなっているので作品を入手するのが非常に難しい。😅
そして、何より価格がかなり高騰しちゃっているものもあるので中々大変です。
その中でやはりS&Tで注目するべきアーティストはChing Ho ChengやChristian Boltanskiの作品はまだまだそれほど高額ではないので今が買い時なんじゃないかと思います。
Ching Ho Chengはキューバのハバナ生まれで、1970年代から1980年代にかけて活躍した現代アーティストでした。彼はクーパーユニオンで絵画を学び、タオイズムの教えに没頭し、チベットの芸術、ホピ、ナバホの工芸品などを参照しその折衷的な作品を探求しました。 1970年代初頭、彼はパリとアムステルダムで数年間過ごし、1976年に最初の個展を開催しました。その年にニューヨークに戻ったとき、彼は伝説的なチェルシーホテルに定住し、ホテルの他のクリエイティブな住人とのつながりを築きました。わずか42歳で亡くなってしまったのは非常に残念なアーティストの一人です。
彼は生前『私にとって絵画はとてもスピリチュアルなものです。 それは私がする最も精神的なことです。』と言っていました。
クリスチャン・ボルタンスキーは1944年フランス生まれのアーティストです。1968年に短編映画を発表し、1972年にはドイツのカッセルで開かれた国際現代美術展のドクメンタに参加して以降、集団や個人の記憶、存在と不在を作品の主なテーマとして世界各地で作品を発表ました。80年代には、光を用いたインスタレーションで宗教的なテーマに取り組み、国際的な評価を獲得。その後も歴史や記憶、人間の存在の痕跡をテーマに据え、世界各地で作品を発表しました。残念ながら2021年の7月に亡くなっちゃいましたね。
日本でも2019年に回顧展が開催されましたが、見たかたも多いんじゃないでしょうか?
主な作品収蔵先に、ニューヨーク近代美術館、テートギャラリー、ポンピドゥー・センターなどがあります。
現在S&Tにも何点か彼らの作品ありますのでご興味ある方はぜひ実物をご覧いただければと思います。特にChing Ho Chengはまだまだ安いように感じます。かなり強力なコネクションで入手できますよ。
お問い合わせはもちろんS&Tまで。
それでは皆さん本日も良い1日を。