こんにちは。S&Tの上村です。桜美林大学の芸術文化学群ビジュアル・アーツ専修がBunkamura Wall Gallery「見えない光の桜吹雪(HANAふぶき)展 ブラックライトで仕立てる水墨画と日本画」を開催します。

会期は2月20日(水)〜26日(火)の1週間。

伝統的な日本画に最先端の光アートを融合させた次世代表現に挑むそうです。

ちょっと面白いですよね。\(^o^)/

同大学は作品を「つくる」だけではなく、学内外の展示などで「見せる」ことも重視しており、創作の先にある「表現を届ける」方法を学ぶことができます。色々な作家さんを見ていると苦労していたり分からなかったりしている部分ですね。そういう教育がしっかりされていて、本当に素晴らしい教育だと思います。

https://www.obirin.ac.jp/event/year_2018/hanafubuki.html

ブラックライトと聞いて昔の話をちょっと思い出してしまいました。もう25年も前の話になるでしょうか。とあるお客様がいたのですが、そのお客様全てが謎に包まれていました。いつもふらりと来ては現金で高額な作品を買っていかれるお客様です。ある時、用事があり聞いていた職場に電話すると『そのようなものはおりません。』と言われてしまい、後にわざわざそんな話をしてお客様の機嫌を損ねてもしょうがないので聞くこともできず、結局職業も謎のままの方でした。そんなお客様ですが、ある時作品をお届けに上がった時のことでした。お客様が興奮した様子で、『上村さん!実はタトゥーを入れたんです!ちょっと見てください!』とおっしゃり、おもむろに服を脱ぎ始めました。びっくりしましたが、当時そういうものも見たことがなかったので好奇心からマジマジと見せて頂きました。するとそこには私の想像とはちょっと違ったタトゥーが!私はヤクザ映画などで見る桜吹雪とか般若とかそんなものを想像していましたが、そこには蛍光色の綺麗な模様のタトゥーが描いてありました。まるでアートでした。そしてさらに驚いたことに、そのお客様おもむろに電灯のようなものを手にしたと思うとカーテンを閉めて部屋の明かりを消し出しました。私は『襲われる!』と思い身構えていましたが、そうではありませんでした。笑

そうです。お客様が手にしたのはブラックライトでした。そして、その光を浴びてタトゥーが綺麗に発光しているではありませんか。当時最新のタトゥーだということでした。ちょっと感動してしまいました。ま、自分が入れようとは思いませんでしたが。(⌒-⌒; )

その後、そのお客様は会うたびにタトゥーが増えていき、結局全身蛍光色のタトゥーになっていき、そして、なんと全身ピアスだらけになっていきました。

アート好きが高じて全身にアートを身にまとってしまったお客様の話でした。今頃何をしていらっしゃるのでしょうね。