おはようございます。S&Tの上村です。

先日YBAsについて書きましたが、その中の作家マーカス・ハーヴェイについて

本日は書きたいと思います。

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YBAs(ヤング・ブリティッシュ・アーティスト)

YBAsはかなり過激な芸術家達ですが、

その中には今をときめくダミアン・ハーストもいます。

ご存知の通り、彼はイギリスでも最重要アーティストの一人であり、

その作品価格は現存するアーティストの中でも最も高価な内の一人に入っています。

そんな中で最も過激といってもいいのがマーカス・ハーヴェイでしょう。

まずは略歴から。

<Marcus Harvey>

1963年 イギリス生まれ 現在ロンドンで活動中。

YBAsの一人でゴールドスミスカレッジ時代にダミアン・ハーストと親友になります。

主なコレクション)

The Museum of Modern Art, New York

the Stedelijk Museum, Amsterdam

The British Council Collection, London など

やはり彼の最も有名な作品と言えば”マイラ・ヒンドリー”でしょう。

彼の作品は展示中に2度の襲撃をうけます。当時はかなり社会問題になりました。

”センセーション展”という企画展のタイトル通り、まさにセンセーションな作品でした。

その絵を当時のタイムス紙の記者は以下のように評しています。

『彼女(マイラヒンドリー)の悪評を活用し、ハーヴェイは墓や記念碑のようなキャンバスに

子供の手形で彼女の肖像を描くことにより、彼女が犯した罪の恐ろしさを伝えることに

成功しました。いくつかの出入り口から遠目に見るとヒンドリーの顔が妖怪のように

そびえ立ちます。我々が、それが子供たちの手形で描かれたいることを気づくのに

 十分近づく頃には、圧倒的な脅威をもたらします。』

良くも悪くも私たちに訴えかけるのに十分な内容の作品です。

彼の作品はその過激さから、あまり日本ではお見かけすることもないですが、

作品は素晴らしいものをたくさん作っています。

そのメッセージ性の強さゆえ中々受け入れられないこともしばしばですが。^_^;

最近のシリーズのグラスペインティングシリーズは私個人的にオススメです。

YBAsや彼についてはまだまだ語るべきことがありそうですが、本日はこのくらいにしておきます。

S&Tにも彼の作品が近日入荷予定です。

お楽しみに。

それでは皆様、今日も良い一日を。