ABOUT
S&Tは「アートをもっと身近なものに」という思いから始まりました。
まずは気軽に本物を目の前で見て頂き、体感して欲しいという考えから、世界中から選び抜いた現代アートを適正な価格で皆様のお手元にお届けさせて頂きます。
PROFILE
上村 哲也 プロフィール
今から”ん10年前”、大学卒業後、東京の商社に就職。美術とは関係ない大学を出たが、なぜか新規事業のギャラリーに配属。上司はアメリカ人、同僚はイタリア人、先輩たちはおばさま方という過酷な職場で社会人修行をする。そこでどっぷりと芸術に触れ、芸術に目覚める。
その後、独立し、30歳まで東京で画商を営む。30歳ごろUターン。田舎のアートに対する考え方や市場に将来性が見出せず、一旦アートの道を断念。その後、実に20年の時を経て、知り合いのアーティストからの話もあり、もう一度高畠町で画商を再開する。
ご挨拶
”ん10年前”に私が画商になった頃、先輩たちは口を揃えて 「日本は50年遅れている」 と言っていました。そして、芸術を理解する人はほんの一握りで、人口の1%だけだとも言っていました。当時はちょうどバブルが弾けるか弾けないかという時代。企業はこぞって芸術作品に投資し、企業メセナと名前をつけて訳もわからず美術品を買い漁っている時代でした。良いも悪いもなく売れる作品は売れと命令され、会社員の私は文句も言えず、こんなものを売って良いのかと疑問に思うものも売っていた時期もありました。そして、実際に芸術を理解していないお金持ちが数百万円単位の作品を勢いよく買っていたのは今でも忘れる事ができません。
しかし、企業メセナの元、美術品を買って企業のコレクションにするのは長く続かず、バブル崩壊後は当然のようにお金を出さなくなりました。結局、日本企業は税金対策ぐらいにしか思っていなかったのでしょう。海外の大手企業が景気に関係なく社会貢献として芸術作品をコレクションし、芸術家を支援し続けます。そこが根本的に日本の企業の姿勢とは大きく違うところでした。
そして現在、画商に復帰してみると、”ん10年前”とは状況が少しは好転しているだろうと楽観視していた自分に嫌気がさしました。若い方の美術に対する意識も大分変わってきたとはいえ、観る側の根本的な意識は”ん10年前”とそれほど変わっていません。 「アートはお金持ちの道楽」 「素晴らしいけど自分には関係ない」 と思っている方がなんと多いことか。
また、ここのところの日本のアートバブルが弾けたのは記憶に新しいところですが、日本人の反応は残念なことに”ん10年前”のバブル崩壊時とさほど変わりがありませんでした。ただ以前と違っていたのは、きちんと芸術に対し理解してコレクションしている方々も増えていたということでした。これは一縷の希望でした。
まだ日本も捨てたもんじゃない、ただ知らないだけなんだと自分に言い聞かせ今後も啓蒙活動に励んでいこうと現在奮闘中です。
S&T について
日本ではここでしか見ることができないもの、まだ未知なる作家の作品を中心に国内外を問わず取り揃えております。お一人お一人のための展示をするために、完全予約制とし、それぞれのの好みに合った作品をたっぷりと時間をかけてご覧頂けるようにしております。S&Tではあなただけのための特別な展示がご覧頂けます。
近年は海外作家だけではなく、国内の若手作家を中心に支援の意味も含めて一緒に企画展や様々なイベントを作りあげています。当初はそんな事は考えもしなかったのですが、年月を経て、今、作家とコレクターを繋げられる架け橋のような存在となれればと活動しています。
会社概要
会社名 | S&T |
代表 | 上村 哲也 |
所在地 | 〒999−2174 山形県東置賜郡高畠町福沢560−3 |
業務内容 | 美術品販売等、アート全般に関する業務 |
特定商取引法に基づく表記
山形県公安委員会 第241070000767号