芸術って悩ましいですね
こんにちは、S&Tの上村です。本日でいよいよ2人個展終了です。まだ終わっていませんが今回の展示は色んな意味で非常に勉強になりました。河添さんも5年ぶりにお呼びできて、多くの方に影響を与えてもらいました。きっと作家もたくさん勉強になったことでしょう。
まずは本日最終日。そんな話もしながらゆっくりご鑑賞下さい。本日は17時までとなりますのでお間違えないようお願いします。🙇
さて、スペインからは驚きの話題が。
スペイン南部のカハ・グラナダ文化センターで開催中の特別展で、10月9日から展示される予定だったピカソの絵画が展覧会へ向かう途中で行方不明になったという事件!!!!!
スペインの警察が現在捜査中だそうです。
紛失したのはこの作品。

作品は厳重な警備の下搬送されたようで、常にビデオ監視下に置かれていたそうですが録画映像を確認した結果、週末にかけて何の異変もなかったそうです。😦
いつも思いますが、絵画の盗難事件の手口って映画みたいですよね。不謹慎ですが。😅
ピカソの絵画は盗難の標的になることが多いそうですが、2019年にはオランダの美術捜査官が、ピカソの1938年の傑作「ドラ・マールの肖像」を20年ぶりに発見しました。同作は、フランス南岸沖でサウジアラビアの族長のヨットから盗まれていました。
また、2021年にはギリシャの警察が、アテネ国立美術館で大胆な強盗に遭って盗まれてからほぼ10年後に、ピカソの「女の頭部」とピエト・モンドリアンの「水車のある風景」を回収しました。
昨年はベルギー警察も、アントワープ市の地下室で盗まれたピカソの絵画を発見していますね。
こう並べてみると実に多いですね。盗難美術品の国際データベースを見るとその数にビックリしますよ。興味ある方は覗いてみると面白いかもしれません。下手な小説より想像力を掻き立てられます。
今回盗難にあったと見られる作品は個人収集家が所有しており、推定60万ユーロ(約1億円)の保険がかけられているそうですが…。
この保険って微妙ですよね。ないよりはマシですが、美術品に関しては単にお金の問題ではないですし。😅
今後の捜査の行方にも注目です。
その点新人の作品って盗難の心配もないし、将来性もあるし楽しみの幅は大御所に比べて大きいですね。(笑)
名画を買って盗難に怯えるか、将来の名画を買って家に飾って思う存分楽しむか。
作品のみならず、あらゆる事を考えさせられる芸術って悩ましいですね。(笑)
本日最終日は会場でお待ちしております。
それでは皆さん本日も良い1日を。
