朗報
こんにちは、S&Tの上村です。昨日、先日山形で講演をお願いした河添さんより朗報が!!!
『僕の最高傑作をコレクションしている、現在95歳のアート・ラヴァーが、遂に、放出してもいいと言い出してくれたのです。S&Tは、これをどう判断しますか。』という突然のご連絡が。
もちろん入荷します!!!!
だって最高傑作ですよ。😆
というわけで、早速お願いしたので年内に間に合えばすぐにでも公開しますね。どんな作品かは見てのお楽しみ。私も楽しみです。
それまでは妄想を膨らませながらお待ち下さい。(笑)
さて、こちらも楽しみな来年の展示。国立新美術館で「テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」展が開催されますね。
サッチャー政権時代(1979〜1990年)の失業率の悪化や不況を経験する中で緊張感漂う英国社会に登場した、既存の美術の枠組みを問い直し、実験的な表現を試みた作家たちにフォーカスするそうです。
ダミアン・ハーストが有名ですが1990年代に「ヤング ブリティッシュ アーティスト」と呼ばれた作家たちをはじめとして約60人の作家による約100点を通して、1990年代の英国美術の創作の軌跡を辿ります。
S&Tでもマーカス・ハーヴェイなど過去には入荷しているので聞き覚えある人も多いかもしれませんね。
どんな作品がやってくるのか楽しみです。
期間は2026年2月11日から5月11日まで。
そういえば今開催中の『時代のプリズム:日本で生まれた美術表現 1989-2010』も面白そうですね。😆
https://youtu.be/76yFfErSyY4?si=xy0UVNK2RmFrw4JU
というわけで本日の1品です。

4K video, colour, sound
3 minutes 41 seconds (loop)
2025
こちらは現在開催されているロンドンの展示で展示中の作品から。
Studio Mに展示されているビデオ作品「Wild Carrot」(2025年)は、自然界に生える野生のニンジンの花を軸に、ティルマンスのカリンバ演奏が響き渡ります。この作品はビデオ特有の可能性を強調し、長時間の観察を通して対象を三次元的に描写するという、ビデオという媒体ならではの可能性を称えています。ティルマンスの作品において、目的を持った物体は本来の機能を失い、瞑想のための彫刻作品へと変貌を遂げます。
この展示ちょっと見たいですよね。😆
Wolfgang Tillmansは1968年ドイツ・レムシャイト生まれ。現在、ベルリンとロンドンを拠点に活動。英国ボーンマス & プール・カレッジを1992年に卒業した後、パープル誌などのファッション雑誌に現代美術家として戦略的に写真作品を掲載。壁に直接写真プリントを貼る独自のインスタレーション展示や、同世代の若者やカルチャーそしてセクシャルマイノリティに目を向けた作品などで注目され、2000年には写真を主な表現手段とするアーティストとしては初めてとなるターナー賞を受賞。カメラを通じて現代社会の様々な側面を切り取りながら芸術の可能性を追求しています。近年は音楽活動や社会問題へのアクションにも注力。自身がディレクションを手掛ける写真集や展覧会カタログも精度が高い。
そう言えば昔ティルマンスがお気に入りの本を選んでその本の装丁をデザインしたものが入荷しましたね。もしかしたらまだ1冊あるかも???
それでは皆さん本日も良い1日を。
