ゴムマットの正式名称
こんにちは、S&Tの上村です。ここ数日、あちこちで尻拭いをさせられて人の本質ってこんな時に現れるんだよなと再認識したところです。
人間の本質って変わるのか変わらないのかという答えのない問いに迷い込んでしまっていましたが、荷物の発送で運送屋さんに行った時の事。
なぜか受付の女性がハンコを押す時に下に敷くゴムマットを指差して『これ名前知っていますか?』と唐突な質問。
私は少し驚いて『なんだっけ?』としばし考えていました。
するとその女性『なんでしたっけね〜』と笑いながら答えます。心の中で『答えないんかい!』と思わずツッコミを入れてしまいました。(笑)
結局なんだかわかりませんでしたが、その出来事は思考の迷路に迷い込んでいた私を現実に引き戻してくれました。受付の女性に感謝ですね。😆
ゴムマットの正式名称わかる方は教えて下さいね。(笑)
そんなくだらない話と素晴らしい作品を鑑賞しにS&Tへ来て下さいね。美味しいコーヒーを淹れてお待ちしています。
さて、話は変わって、つい先日サザビーズに登場したアメデオ・モディリアーニの”胸像のエルヴィール”(1918-1919)の落札結果は驚きましたね。

その落札価格26,982,500 EUR。およそ47億円です!!!!!
いつものことですが、やっぱりビックリしますよね。
7人の入札者が競ったそうですが、7人も競っていたことにもビックリですよね。
結果、サザビーズ・パリで販売された作品として最も高額な作品となりました。
S&Tでも将来こんな風に活躍してくれるような若手作家を応援していければいいなと思います。変な輩ではなく😅
あっ!心の声が漏れちゃいました。(笑)
というわけで本日の1品です。

Oil on canvas in two parts
183.5 x 320 cm
ローズ・ワイリーは1934年イギリス生まれの画家です。子どもの絵のような天真爛漫な絵画は、幼少期に経験した第二次大戦の思い出、映画スターやスポーツ選手、日常のささいな出来事などから着想を得ています。 創作過程における自発性を重視する彼女は、しばしばキャンバスの完成した部分にペイントやコラージュを施し、望ましい効果を追求します。このようなアプローチは、スケールのダイナミックな変化と多様な表面のテクスチャーを生み出しています。
彼女が世に出てきたのは70歳を超えてから。
彼女の半生はこんな感じ。
彼女はず〜っと貧乏でしたが、それでも好きな絵を描き続けていました。
ただ、彼女が多くの売れない貧乏画家と違ったのは、売れたことです。
信じられないくらい驚異的に。
それまでの彼女は、本当に貧乏で、お金がないから家で絵画教室を開き、その生徒たちを庭でキャンプさせて収入を得ていました。
いつも同じ服を着ていて、「どうして?」と聞かれると、「私は非消費的なライフスタイルだから」と言っていました。
75歳になる2009年まではそんな感じです。
そんな彼女に大きな転機が訪れます。2009年に、大きなコンペティションのファイナリストに残ると、そこから一気にスターダムを駆け上がります。
ナショナル・ミュージアムの女性画家のための展覧会に、ただひとりアメリカ人以外で選ばれ、母国のテートモダンで個展を開きます。
それまで無名の貧乏画家だったとは信じられないほど、非現実的な活躍。
何かと年齢が話題になりますがそんなものどうでも良いと笑い飛ばされている感じがします。そんな彼女も今年は91歳。まだまだ現役バリバリで活躍中です。
彼女はまた片付けないことでも有名ですが、それにはこんな風に答えています。
「片付けないと、たいていは批判されるんです。でも、ある一定の基準を超えると、象徴的なものになるんです」と。
現在、彼女は大きな骸骨を描いた絵画に取り組んでいます。この作品は、2026年初頭にロンドンのロイヤル・アカデミーで開催される、彼女にとって過去最大規模の展覧会に出品される予定です。
楽しみですね😆
S&Tでもそんな彼女の作品がご覧いただけますのでご興味ある方は遠慮なく言って下さいね。
それでは皆さん本日も良い1日を。
