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やっぱり重なります

こんにちは、S&Tの上村です。来週の山形の展示の準備のことばかり考えて油断していました。今朝起きると、だいぶ前に発注していた作品が一気に動き出し、オランダからとイタリアから作品が発送されたと連絡が。

展示と重ならないといいなと思っていたのですが、やっぱり重なるんですね。😅

来週はてんてこ舞いになりそうです。

もうしばらくお待ち下さいね。皆さんの驚く顔を見るためだけに頑張っています。💪

さて、ミナミハラの展示などでバタバタしていた9月22日からパリのポンピドー・センターが閉館されましたね。約5年間にわたるようですが、大規模な改修のためだそうです。

ポンピドゥー・センターはパリのカルチャーライフの中心的存在で、毎年数百万人が訪れます。ご存知の通り世界最大級の近代現代美術コレクションを収蔵しています。

それがおよそ5年閉館なんてね。

アスベスト除去の他、アクセシビリティー、セキュリティー、内部の完全な再設計が予定されていて、その改修には約5億ユーロと見積もられているそうです。

すごいですね。

再開は2030年頃の予定だそうです。

センターの会長は『1977年にセンターが開館したときと同じような衝撃を訪問者に感じてもらいたい』と述べています。

早く改修終わらないかなと待ち遠しくなるようなコメントで、実に楽しみですね。🤗

あちこちで老朽化による文化施設が休館となっていますが、こればかりは仕方ないですね。私も老朽化であちこち傷んできたのでちょっとどこかでお休みしないと。(笑)

というわけで本日の1品です。

Venus Smiles #5 / Miles Aldridge
Chromogenic print

Miles Aldridgeは1964年イギリス生まれのアーティストです。元々ファッションフォトグラファーとしてキャリアをスタートしましたがその才能はその枠をこえ数々のギャラリーで個展が開催され現在に至ります。

彼は、フィルム・ノワール、美術史、ポップカルチャーを参考にした、目を引く、非常に様式化された写真で、90年代半ばに有名になりました。

有名なアートディレクター兼イラストレーターのアラン・アルドリッジの息子である彼は、父親からニコンFカメラを与えられた幼い頃から写真に興味を持ち始めました。その後、セントラル・セント・マーチンズでグラフィックデザインを学び、1987年に学士号を取得して卒業しました。

高く評価されている色彩学者であるアルドリッジは、鮮やかな酸味のある色調のパレットで精巧な演出を描きます。これらの魅力的で、しばしばエロチックなイメージは、完璧な表面の下に不吉な底流が渦巻く、社会の理想的な家庭の幸福観を探ります。アルドリッジは30年以上にわたって多作に活動しており、現在も主にフィルムで撮影する数少ない写真家の1人です。彼の創作作品には、大型のCタイププリント、ポラロイド、スクリーンプリント、グラビア写真、ドローイングなどが含まれます。

彼の作品は特にその色彩感覚が非常に優れています。過去に『奇妙な美しさ』という展覧会も開催されたことがありますが、そのタイトルは彼の作品を端的に言い表しているのではないでしょうか?

常に彼の作品の中に登場する人物は人形のようですね。

もしかしたら…

それでは皆さん本日も良い1日を。

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