やっぱり芸術は面白い
こんにちは、S&Tの上村です。昨日は一通り仕事を終えてどうしても天ぷらが食べたくなり、ワガママを言って嫁に連れて行ってもらいました。久々に食べるそこの天ぷらはやっぱり美味かった😋
ついでに昨年イベントで知り合った子のカフェに寄っておすすめのコーヒーを飲んで来ましたが、これも美味かった。ちゃんと働いているなと何だか娘(?)孫(?)を見るような感じでした。(笑)
お腹いっぱいでデザートを食べれなかったのが悔いが残ったので次はカフェ目的で行ってこようっと。
気になる方はS&Tへ来た時に聞いて下さいね。コソッとお教えします。🤗
さて、ちょっと面白かったのがこのニュース。
アルゼンチンで今週、不動産広告にナチス・ドイツが第2次大戦中に略奪したとされる17世紀の絵画が映り込みました。現在、警察が行方を追っています。
そんなことあるんですね。現代っぽい話です。
広告に映り込んだ問題の絵画作品は、バロック時代のイタリア人画家、ジュゼッペ・ギスランディ(1655-1743)による「貴婦人の肖像」とみられています。海辺のリゾート地マル・デル・プラタで売りに出されている不動産の写真の中で特定したんだそうです。
よく気がつきましたよね!😮
公開された写真には、金色の額縁に入った貴婦人の絵が緑色のソファの上のリビングに掛けられていたんだそうです。
アルゼンチンの検察当局が家宅捜索を命じましたが、絵画は見つからず、現場からは銃器が押収されました。不動産会社のウェブサイトからは物件情報も削除されていて、コメントの要請にも応じていないんだそうです。
怪しい。🤨
真贋は回収されるまで不明だそうですが、第2次大戦中にアムステルダムの美術商ジャック・グーツティッカー氏から略奪されたものと考えられています。
そして、その家宅捜索された家の所有者は戦後アルゼンチンに逃れたナチス親衛隊(SS)の高官フリードリヒ・カドギエンの娘パトリシア・カドギエン氏の所有となっています。
これはますます怪しい。
捜査には国際刑事警察機構(インターポール)も協力しているそうです。
見つかってほしいものですが、何だか組織的な犯罪の匂いがしますよね。
下手なドラマよりよっぽど面白いニュースでした。相変わらず不謹慎ですが。😅
芸術作品って作品そのもの以外でもこういうドラマがあって本当に面白いですよね。
スピンオフとでも言ったところでしょうか?
興味は尽きません。これから広告の見方も変わりそうですね(笑)
やっぱり芸術は面白い!!!
というわけで本日の1品です。

Matthew Day Jackson
Screenprint on NASA emergency blanket with coloured thread
220 x 151 cm
S&Tでもお馴染みのマシュー・デイ・ジャクソンの作品から。この作品もNASAの緊急用のブランケットを使うなどマシューらしいこだわりが細部まで見れて面白いですね。やたらカッコいいし。(笑)
Matthew Day Jacksonは1974年生まれのアメリカ人アーティストです。彫刻、絵画、コラージュ、写真、ドローイング、ビデオ、パフォーマンス、インスタレーションなど、多面的な実践を行っています。
彼の芸術は、人間の思考の進化、フロンティアの致命的な魅力、人間が技術の進歩に置く信仰などの大きなアイデアに取り組んでいます。特に、彼の作品はアメリカンドリームの神話に取り組み、失敗したユートピアのビジョンを通して創造、成長、超越、そして死の力を探求しています。
彼にとって、美しさはしばしば荒廃と結びついています。彼の作品は、彼が「恐ろしい」と呼ぶ概念を探求しています。人がすることはすべて、美しさと恐怖の両方をもたらす可能性があるという信念のもと制作されています。
ご覧になった事がある人はよくお分かりかと思いますが、彼のエディション版や版画作品も実にこだわりがすごいんです。彼の刷り師とも話した事がありますが、かなりの歳月をかけて出来上がっているようです。
彼の作品はデカかったり、連作のため壁面を選んじゃいますが、非常に面白い作品が多いんです。こればかりは実物を見てみないとうまく伝わらないと思います。
皆さんには一度は彼の作品をご覧いただきたいなと思います。
それでは皆さん本日も良い1日を。