ご意見求む!
こんにちは、S&Tの上村です。昨日午後からいらっしゃった常連さんが何やら大荷物でやってきました。
何か持ってくるとは言っていたものの、まさかそんなにたくさん持ってくるなんて一体なんだと思っていたら、こんなの買っちゃいましたと怪しい作品の数々。😅
根掘り葉掘り聞いてみるとやっぱり怪しい。🤨
それでも私に見て欲しいと思って持ってくるなんて可愛いじゃないですか。
何か持ってくると言っていたのでそれを想定して特にすごいもの並べておいたので、それを見ながらため息ついていましたよ。(笑)
それにしてもなんで私に張り合おうとするのか。常連さんになればなるほどそんな傾向があるように感じます。😅
何よりウチで買えよと言いたいところですがそれは皆さんの自由。そんな懐の深さもS&Tの魅力なんでしょうね。
普通のギャラリーなら殴られて帰されるでしょう。(笑)
結局、S&Tで作品を買っていくんですけどね。
『安物買いの銭失い』という言葉が頭をよぎりました…😅
なんだかんだ言っても、やっぱりコレクターの皆さんはどこかで自分の持っている作品を自慢したいんですよね。でも、あまりお披露目する機会もないし、そんなジレンマがそういう行動をさせるんでしょうね。
なんて考えていたら、今年はそんなコレクターさんに自慢してもらう交流会をS&Tでやろうかななんて思いつきました😆
思いつきではありますが、実現したら楽しそうですよね?
どういう形にするかはこれから考えますが、もし、そんなイベントがあったら参加したいなんていう方はぜひご意見聞かせて下さい。
皆さんのご連絡お待ちしています。
というわけで本日の1品です。

2012
Oil on canvas on MDF
204 x 67 x 5 cm
昨日のお客様と彼の話になったので久しぶりにマーカス・ハーヴェイの作品から。
もう忘れちゃっている人も多いかもしれませんね。
マーカス・ハーヴェイは1963年生まれのアーティストです。
YBAsの一人でゴールドスミスカレッジ時代にダミアン・ハーストと親友になります。
やはり彼の最も有名な作品と言えば”マイラ・ヒンドリー”でしょう。
彼の作品は展示中に2度の襲撃をうけます。当時はかなり社会問題になりました。
”センセーション展”という企画展のタイトル通り、まさにセンセーションな作品でした。
その絵を当時のタイムス紙の記者は以下のように評しています。
『彼女(マイラヒンドリー)の悪評を活用し、ハーヴェイは墓や記念碑のようなキャンバスに子供の手形で彼女の肖像を描くことにより、彼女が犯した罪の恐ろしさを伝えることに成功しました。いくつかの出入り口から遠目に見るとヒンドリーの顔が妖怪のようにそびえ立ちます。我々が、それが子供たちの手形で描かれていることを気づくのに十分近づく頃には、圧倒的な脅威をもたらします。』
その過激さゆえイギリスではだいぶ毛嫌いされ干されてきた感はありますが…。現在日本で開催されている『テート美術館 - YBA&BEYOND 世界を変えた90s 英国アート』に彼の名前がないことからもそんなことが読み取れますね。(笑)
マーカス・ハーヴェイはここ数年、作品を通して「英国らしさ」という概念を探求してきました。サッチャーからトニー・ブレア、ネルソンや帝国といった概念だけでなく、タトゥーからジャンクショップの雑貨に至るまで、より低俗なシンボルも含みます。
これらの概念は、サッチャーの胸像、警官のヘルメット、ブリタニア号、ガレオン船、その他の海事関連の骨董品が、まるで磁力の遠心力によって引き寄せられたかのように、彼の卓越したブロンズ彫刻作品の中に融合されています。その結果、力強くユーモラスな、国家の現状を描いた立体的なコラージュ作品が生まれます。
ハーヴェイは観察者であり、判断者ではありません。
彼はこう言っています。
『私は時事的な議論の展開に応じて映像を並べている。人々はそこに極端な感情を読み取るだろう。これは私にとって探求すべきしつこいテーマだ——芸術家は結論を出さない。結論を出すのは政治家や哲学者だ。』と。
彼の作品は、アムステルダム市立美術館、ニューヨーク近代美術館、イギリスのダミアン・ハーストの「Murder Me」コレクション、香港のバーガー・コレクション、ロンドンのブリティッシュ・カウンシル、ロンドンのサーチ・コレクションなど、世界各地のコレクションに収蔵されています。2016年には、イギリス・ヘイスティングスのジャーウッド・ギャラリーで、マーカス・ハーヴェイの個展が開催されました。
ご興味ある方は遠慮なくお問い合わせ下さい。
それでは皆さん本日も良い1日を。
