こんにちは。S&Tの上村です。最近、旅行者が空港の税関で申告しなかった46万ドル(約6400万円)の価値があるピカソのスケッチを押収したとスペイン税務当局と治安警察が共同声明で明らかにした事件がありましたね。皆さんご存知ですか?

スイスからのフライトでイビサ島に到着したこの男性はスケッチを価値の低いコピー品に見せかけようとしたんだそうです。😅

スペイン・イビザ空港で押収されたピカソの作品と思われる絵画

当初、絵はコピーだと主張し、1500スイスフラン(約21万円)とする手書きの領収書を提出して誤魔化そうとしたそうです。ありがちな手口ですね。

しかし、のちに45万スイスフランで販売したとするスイス・チューリヒの画廊が発行した別の請求書が発見されました。

見つけた職員がすごいなぁと思います。きっと日本だとそれで通っちゃうような気がします。(笑)

まだ調査中ですがほぼ間違いないようです。

もちろん犯罪ですので皆さんは真似しないようにして下さいね。😓

芸術作品に対して適正な税は仕方ないことですが、その税をもっと芸術に還元するように使って欲しいなと思うことは多々あります。

ま、皆さんも輸入の際はお気をつけて。結局、色々と面倒なので輸入も私のようなプロに任せた方が安心なんですよね。それでもご自分でやりたい方は止めませんが。(笑)

というわけで本日の1品です。

Untitled, 2017 / Marcel van Eeden
Compressed charcoal on paper
130 × 291 cm

久々にMarcel van Eedenの作品から。

Marcel van Eedenは1965年生まれの作家です。彼は彼の全体的なプロジェクトを「私の死の百科事典」と呼んでいて、彼の誕生前の時間は彼の死後の時間と同じくらい重要であると考えており、それぞれの人間の存在は世界のより広い歴史の中でほんのわずかな時間のほんの一部を構成しているという事実を示しています。彼の作品はポンピドゥーセンター(パリ)やMoMA(ニューヨーク)などたくさんの主要な美術館に収蔵されています。

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