こんにちは。S&Tの上村です。昨日アーティストの皆さんと有意義な話し合いができました。今後も話し合いを重ねて良いものを作り上げていけそうな予感がします。今年のS&Tでの1大イベントになりそうです。🤗
さて、青森の弘前れんが倉庫美術館では同時期に2022年度 秋冬プログラムとして「ナラヒロ ドキュメント展(仮)」が開催予定になっていますね。
こちらは弘前れんが倉庫美術館になる前の煉瓦倉庫で開催された、奈良美智さんによる3度の展覧会の軌跡を振り返る展覧会です。
ご存知の通り奈良さんは1988年にドイツに渡って国際的に活動するなか、2000年に帰国します。翌年から国内初の本格的な個展が全国を巡回し、2002年には煉瓦倉庫を会場に開催されました。それを契機に、2005年と2006年にも煉瓦倉庫で奈良の展覧会が開催されることになりました。
「奈良美智展 弘前」、通称「ナラヒロ」と呼ばれるこれらの展覧会は、市内外から集まった多くのボランティアが主体となって実現しました。結果としてこれが美術館のなかった弘前に新たにアートの拠点ができることが持つ可能性について市民が意識を向ける契機となったんですね。
今回の展覧会は3度の展覧会を、当時の印刷物やグッズ、記録映像といったさまざまな資料を通して、展覧会に関わった人びとの思いをたどってゆくものだそうです。
一人のアーティストが地域の意識をこんなにも如実に変えた良い例ですね。やっぱりアートの持つ力は計り知れません。
今では青森には面白い美術館がたくさんありますもんね。
こんな風に昨日話し合いをしたアーティスト達が私の地域も変えて言ってくれることを期待したいなと思います。20年後には奈良さんのように語られる人がここから出てくるかもしれませんね。楽しみです。
私はアートに携わるものとして皆さんに本物をお届けしたい。そして、より多くの皆さんにアートの力を感じてほしいなと思います。
アートショップなど数々のイベントをやってきましたが今回のイベントがこれまでの集大成になりそうです。今年の秋は一つの節目となりそうですね。
本日はお休みですがそんなことに思いを馳せながら皆さんゆっくりとお過ごし下さい。