こんにちは。S&Tの上村です。先日ミナミハラアートウォークの記事が山形新聞に一面で掲載されたとお客様より連絡が。しかし、その後にその記事を読んだお客様から『現代アート類が無視されているのは悲しい。』と一言。
確かに記事を読むと、まぁアートとは程遠いものばかりピックアップされていて現代アートの話題は皆無。😅
しかし、これが実際の反応なんでしょう。
現代アートは難解だと思っている人が未だに多い証なんでしょうね。
皆さんはもうご存知でしょうが、現代アートが“難しい”“分かりにくい”と言われるのは、美醜だけを問うものではないからです。英語では『コンテンポラリー・アート』と言いますね。コンテンポラリーは“同時性”とも訳されるように、そこで重要なのは、社会や制度の中で生きるアーティストが何を考え、どう作品を発表したかということです。
ここのところのアートブームでだいぶ理解している人が増えたとはいえ、実際のところ日本ではやはり前述の通りの反応なんでしょうね。💦
同じ日本人として恥ずかしい。
だからアジアのアートの拠点が香港や台湾になっちゃうんでしょうね。こんな反応の日本ではこれは仕方のないことかなと思っちゃいます。
『わかる人だけわかればいい。』という人もいますが、私はより多くの人に知ってほしいなとも思います。私は地道に活動を続けるのみです。
また、欧米の現代アートに比べてアジアのそれは割とわかりやすいストレートなものが多いので手始めにそちらから色々見てみるのもありですね。現代アートが苦手な人こそ見るべきかもしれません。
食わず嫌いはもったいない。ぜひ色々学んで下さい。本当に楽しいですよ。😀
それでは本日の1品です。
FX Harsonoは、インドネシアの現代アートシーンで重要な人物です。 学生時代から、彼はインドネシアの政治、社会、文化を積極的に批判しており、常に芸術言語を現在の新しい社会的および文化的文脈に更新しています。 ハルソノ自身の伝記と家族の歴史はしばしば彼の芸術の基礎であり、インドネシア自身の歴史と政治的発展を背景に社会的に恵まれないマイノリティの困惑した状況を指摘しています。