こんにちは。S&Tの上村です。昨日で平野千明展は無事終了しました。延長の3日間は私在廊できませんでしたが、会期中にご覧になれなかった方にご覧頂けたようで良かったです。ありがとうございました。

次はミナミハラアートウォークの準備をしなければ。😅

S&Tは松原地区集会所を担当させていただいておりますので皆さん足を運んで下さいね。

さて、この1年、世界のギャラリーシーンは一見静かに見えます。コロナ禍で時間予約の入場が必要になったり、オープニングやアートフェアもオンラインでの開催が当たり前となったために以前のような見た目の華やかな賑わいがないからです。しかし、実際は目に見えないところで以前よりも活発にアート作品は動いているんです。

一方で閉店するギャラリーがあるのも事実ですが、これはある種の淘汰なのではないかと私は思っています。

人によっては本物のアート好きが戻ってきたなんて喜ぶ声も上がっています。

しかし、私はこの状況を両手をあげて喜んではいません。特に日本のアート市場を見ていると何やらプチバブル的になんだかよくわからない作家の作品が高騰し、訳もわからずアート界に進出してくる輩やビジネスとしてのみアートを見ている輩が増えているからです。😅

この状況もまもなく終わりを迎えると思いますが、アートに関心を持ってくれる人が増えることは決して悪いことではないので、そういう状況なんだということだけ肝に銘じて様々なものを見たり聞いたりすることをお薦めします。

そして、本物の作品をきちんと見極めて欲しいなと切に願っています。

じゃないときっと痛い目に合う人が出てくるのが容易に予想できます。自己責任と言えば自己責任なのですが。💦

また失敗してもアートを嫌いにならないで欲しいなと思います。それはアートの責任ではなくてそれを取り巻く周りの人達の中に悪い人がいるだけですから。

そして、失敗を糧にして次のステップにいってほしいななんて勝手ながら思います。

ちょっと暑苦しくなりましたがたまには真面目に。(笑)

アートに関して悩んだときはどんなご相談でも答えられる限りお答えしますので遠慮なく私にご相談くださいね。

というわけで本日の1品です。

Abwesende Figur (Absent Figure), 2019 /UWE WITTWER
Oil on canvas
52.5 x 42.5 cm , framed

S&Tでもお馴染みのUWE WITTWERの作品です。この人の作品は非常に余韻のある作品ですね。じわじわとさざなみのように心に沁み入ってきます。一度見たら忘れられませんね。

もちろんお問い合わせはS&Tまで。