おはようございます。S&Tの上村です。
昨日発表しましたが、第6回アートショップの参加アーティストのご紹介をしたいと
思います。まずは今回初参加となります菊地 純 さんから。
「アーティストです」と名乗ることはありません。
名乗っても「作家(ものつくり)です」くらいです。
ひとには2種類います。
1. 他人の目が気になるひと
2. そんなもの気にしないひと
他人の目が気になるの彼は、まず壁を作ります。
そして、壁のなかにお城を建てます。
そのお城のなかでしか通じない法律があり、
それに乗っ取って、ものごとが進みます。
やがて、彼は裸の王様になるでしょう。
そんなもの気にしない彼はちがいます。
壁なんて見えていません。ヒラッと飛び越えます。
もしくは、まっすぐぶつかっても気がつかないまま、
ふれた壁は崩れてしまうでしょう。
裸で空を飛びだすこともあると思います。
その時、
「おちんちんに風が当たって気持ちいいなー」
とは、言っても
「裸で空を飛ぶって気持ちいいなー」
とは言いません。
なぜなら、「裸」というのは「服を着る」ことを前提にしているからです。「空を飛ぶ」というのも同じです。
彼は彼のふるまいたいままに振舞います。
ですから、裸でいるということは、あたりまえすぎて意識していないのです。
そして、その彼の行動がそのまま作品になり新しいルールを生みます。
壁をつくってマイルールにおぼれるのでもなく、
ルールを上手に解釈し、運用するのでもありません。
そんなものは塗り替えてしまうのです。
それが、アーティスティックな仕事だと思います。
そういうわけで、「アーティストです」とは恥ずかしくて名乗れませんが、
アーティスティックな仕事はしてみたいと思います。
どうです?なんとなく彼の人柄が伝わってくるでしょう?
そして、彼の作品はそんな人柄がにじみ出るとても優しい作品に仕上がっています。
根強いファンもたくさんいらっしゃると聞きます。
彼のお子さん達もすごい。
以前アートショップにいらっしゃった時、二人ともじっくり作品を鑑賞していて
自分なりの意見を言っていました。そんなお子さんあまり見たことありません。笑
これも常にアートに触れている環境があるからなのでしょうね。
やはり教育は大事ですね。
そんな彼の作品をアートショップで是非ご覧ください。
それでは今日も良い1日を。