おはようございます。S&Tの上村です。
日産自動車という会社があります。
皆様ご存知の通り会長のカルロス・ゴーンさんの手腕でも有名ですよね。
賛否両論あるようですが、数々の会社を立て直してきた彼は本当にすごい人だと思います。
そんな彼が日本のアーティストを国際的なステージへ導いてくれるかもしれない企画が
日産アートアワードです。
車の話題は大々的に取り上げられても、こちらはあまり知名度がありませんよね。
名前だけは知っていても、内容なんてほとんど知らないという人もたくさんいると思います。
その辺が日本のアート界の様々な問題点を象徴していますね。😅
日産アートアワードは日産の創立80周年を記念して2013年から隔年で開催されています。
現代アートを対象として選考を行い、次代を担う精鋭の日本人アーティストに贈呈しています。
そして、日本の文化の発展の一助となり、社会や人々に新たな発想や刺激が与えられることを
目指しています。
本当に素晴らしい企画だと思います。もっと注目を集めてもいいのですが。(^^;;
そして日産アートアワードにあたり、CEOのカルロス・ゴーンさんはこう言っています。
「本アワードをとおして、日本の才能豊かなアーティストたちを
国際的なステージへと導きたい」
数々の伝説を持つゴーンさんが言うこの言葉に期待しちゃいますよね。\(^o^)/
好き嫌いは別として、国際的に活躍し世界のアートシーンに影響を与え続けいてる
村上 隆さんもこう言い続けています。
『日本と海外のアートに対する認識の「落差」、より端的に言えば「日本(人)のダメさ」だ。』
挑発的ですが、私もそう思います。
「クオリティーは高い」という声が海外から上がる状況にもかかわらず、
国際的なアートシーンでの成功者と呼べる存在が限られた数しかいない日本のアートシーン。
だからまず「増やす」ことに貢献したい、という意図は少なからずあるようにも感じます。
ますます期待したいですね。
そして、この賞のすごいのは金銭面での支援の大きさです。
ファイナリスト8名には制作費が大体100万円くらいの他に海外への渡航費や研究費などに
約500万円相当が提供されるのです。すごい!!! 本気を感じます。
本当はアートショップでもやりたいのですが、
そこは大企業へ役割分担してもらおうと思います。笑
この話を書いていて日本のアートシーンの問題点がたくさん浮き彫りになってきています。
まだまだ書き足りないのですが本日はここまでにしておきます。
次回の日産アートアワードは2019年になります。
これまで、芸術祭や企画展のことは沢山書いてきましたが、こういうアートアワードにも
皆さま是非注目して欲しいと思います。
私もできるだけたくさんの情報をお知らせしますね。
しゃねげど。笑
それでは今日も良い1日を。