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いつの世も

こんにちは、S&Tの上村です。昨日、歯医者に行ったらあちこちガタガタ。歯が調子悪いと美味しいものも食べられなくなるので大切にしないといけませんね。でも、私、歯は結構大切にしているんですけどね。😅

だって、美味しいものを食べられなくなったら生きる喜びが半減しちゃうじゃないですか。

皆さんも歯は大切に。

さて、2006年、リオデジャネイロのシャカラ・ド・セウ美術館から、モネ、マティス、ダリ、ピカソの絵画が、まるで映画のような強盗劇で盗み出された事件は皆さん覚えているでしょうか?

ブラジル史上最大級の美術品盗難事件の一つでしたが、あれから20年、とうとう時効成立となりました。

ちょっとこの事件を振り返ってみましょう。

2006年2月24日の午後、ブラジル最大の祭りの一つであるリオのカーニバルの最中、サンタ・テレサ地区の急な坂道が音楽とパレードの群衆で溢れかえる中、一団の窃盗団が美術館に侵入し、3人の警備員を制圧し、職員と来館者を含む9人を人質に取り、防犯カメラを無力化し、監視カメラの録画を盗みました。

その数分後、窃盗団は美術作品を持ち去り、美術館の外の人混みに紛れて逃走しました。

当時、これはブラジル史上最大の美術品窃盗事件であり、世界でもトップ10に入る事件でした。

完全に映画ですね。

盗まれた作品は、美術館のコレクションの中でも特に重要なもので、中にはモネの「海」(1880~1890年)、マティスの「リュクサンブール公園」(1903年)、ダリの「二つのバルコン」(1929年)、ピカソの「踊り」(1956年)、そして彼の「闘牛」版画集が含まれていました。

消失当時の評価額、総額1,000万ドル以上(現在の価値で約1,600万ドル)!!!

これらの作品は後に、美術品紛失登録簿(Art Loss Register)などの盗難美術品に関する国際的なデータベースに登録され、現在も公式に行方不明として登録されています。

時効を迎えたからといって美術館が諦めたわけではありません。

美術館の広報は「時効は刑法に定められた法的​​制度であり、手続き上の領域にのみ適用されます。美術館が、事件の記憶を守り、作品の保存と最終的な回収に尽力するという組織としてのコミットメントを変えるものではありません」と述べています。

もちろん、これらの作品は、いつか回収されることを期待して、ブラジルの行方不明美術館資産登録簿とインターポールのデータベースにも登録されています。

2015年、ブラジル人ジャーナリストのクリスティーナ・タルダギラは、この事件に関する5年間の調査を基に、『A Arte do Descaso(無視の芸術)』を出版しました。

彼女は『これは非常に価値のある文化遺産の保護における失敗です。行政、美術館、文化省、警察、検察、そして報道機関など、関係者全員の失敗です。完全な無視でした。誰もこれらの作品を見つけることに真剣に関心を持っていませんでした。』と述べています。

この無関心は何もこの事件だけに限ったことではないようです。

残念なことですが。

いつの世も芸術は二の次にされちゃっているような気がしますね。

皆さんはどう思いますか?

それでは皆さん本日も良い1日を。

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