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夢は生き続けています

こんにちは、S&Tの上村です。昨日も『アートショップ2025(原点回帰)』に初期のアートショップを知っているお客様がご来店。あまりの懐かしさに思わずニヤニヤしちゃっていましたよ。初期の頃のチープさも再現されていますので、その辺も懐かしかったようです。

しかし、その目は真剣で獲物を狙うライオンのようにお宝を見つけるべく真剣に作品と対峙していました。(笑)

さて、映画「スタンド・バイ・ミー」などで知られるロブ・ライナー監督夫妻が殺害されたことでも驚きましたが、その容疑者が息子のニック・ライナーだったなんてさらに驚きましたね。😳

夫妻の娘ロミー氏が14日、ロサンゼルスの自宅で複数の刺し傷を負った両親を発見したといいます。

う〜ん。その衝撃を想像すると…。

ちなみに夫妻の死因は、公式には発表されていません。

容疑者の息子は何年もリハビリ施設を出入りし、10代の頃には路上生活も経験しているくらいで、薬物依存症との闘いを公にしてきました。

殺害された父親が監督を務めた2016年の映画「ビーイング・チャーリー」では、脚本を共同執筆。薬物依存の若者を描いたこの映画の公開当時、容疑者は、薬物に依存する自分の苦しみを参考にして書いた脚本だと話していたそうです。

想像ですが、やっぱり薬物依存の影響はあるでしょうね。こういう事件があると薬物の怖さを改めて考えちゃいます。

捜査当局は動機を公表しておらず、捜査は継続中だそうです。

「スタンド・バイ・ミー」懐かしいなぁなんて思うと共に残念な最期だなと思った事件です。確か「スタンド・バイ・ミー」で一気にスターダムにのし上がったリヴァー・フェニックスもアルコールとドラッグの依存症で23歳の若さで亡くなったんですよね。そんな事件も思い出しました。

ご本人も無念でしょうね。😞

亡くなっても彼の作品が生き続けていくのはせめてもの救いですかね。わかりませんが。😓

「ビーイング・チャーリー」も見てみようと思います。

監督ご夫妻のご冥福をお祈りします。

そんな事件を見て、全く関係ありませんが今回出品している作家を思い出しました。

というわけで本日の1品です。

“Glossolalia” 1970. / Ching Ho Cheng
Gouache and ink on rag board.
30 x 30 inch
Whitney Museum of American Art

【Ching Ho Cheng】アジア系アメリカ人が現代美術シーンからほとんど不在だった時代に、チン・ホー・チェンは、メトロポリタン美術館の20世紀美術の最初のキュレーターであるGert SchiffやHenry Geldzahlerなどの著名な美術史家から高く評価されていました。2人ともチェンの親友であり、彼の作品を宣伝し、所有していました。チェンはニューヨークや海外で彼の作品を広範囲に展示しました。

Ching Ho Chengはキューバのハバナ生まれで、1970年代から1980年代にかけて活躍した現代アーティストでした。彼はクーパーユニオンで絵画を学び、タオイズムの教えに没頭し、チベットの芸術、ホピ、ナバホの工芸品などを参照しその折衷的な作品を探求しました。 1970年代初頭、彼はパリとアムステルダムで数年間過ごし、1976年に最初の個展を開催しました。その年にニューヨークに戻ったとき、彼は伝説的なチェルシーホテルに定住し、ホテルの他のクリエイティブな住人とのつながりを築きました。わずか42歳で亡くなってしまったのは非常に残念なアーティストの一人です。

今秋、Ching Ho Chengはホイットニー美術館のグループ展「60年代のシュール」に参加しました。その後、2027年にアディソン・ギャラリー・オブ・アメリカン・アートを皮切りに巡回展を開催し、初の美術館での個展となります。

彼の作品の管理人でもある妹はこう言っています。

『強い意志があれば、何でもできるんです。こんなことができるなんて夢にも思っていませんでしたから長い時間がかかりましたが、ようやく実現し始めています。』

亡くなってだいぶ経ちますが、今なお彼の夢は生き続けています。本当に素晴らしいですね。

もちろんお問い合わせはS&Tまで。

それでは皆さん本日も良い1日を。

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