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ご冥福をお祈り致します。

こんにちは、S&Tの上村です。アートショップも後半戦突入です。スタートダッシュからだいぶ落ち着いてきたように思いますが、後半戦を狙ってやってくる方もいることを予想するとまだまだ気合を入れねばと思っているところです。

作品も随時入れ替えをしながらですので全て見ることができる人は足繁く通った方のみ。(笑)

そのぐらい通いたくなるような今回の展示だとは自分でも思っていますが、年の瀬、皆さんお忙しい中いらっしゃるので、できる限りご要望にはお応えしつつの展示を心がけています。

ご希望ある方は遠慮なくご予約の際にお申し付け下さい。🙇

さて、建築家のフランク・ゲーリー氏が亡くなりましたね。😭

ゲーリー氏と言えばやっぱりスペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館。彼のキャリアで批評的な評価や知名度が最も高い建築物ですね。

ビルバオ・グッゲンハイム美術館

98年、米国現代建築の「ゴッドファーザー」と称された故フィリップ・ジョンソン氏がグッゲンハイム美術館のアトリウムに立ち、感動のあまり涙を流したのは有名な話ですね。

それにしても涙を流すほど人を感動させる建築ってすごい!!!

美術館は建物も込みで行くのが楽しみな場所。だから建築家の方達にはフランク・ゲーリーさんのような仕事を目指して頑張って欲しいなと思います。

享年96歳だったそうです。

ご冥福をお祈りします。🙏

というわけで本日の1品です。

The Louvre Pyramid – Paris, France, 2007 / Corinne Vionnet
Archival Digital Print

フランス系スイス人アーティスト、CORINNE VIONNETは、ウェブベースのイメージの探求と再利用における先駆者です。2005年(他の多くの現代アーティストがインターネットから取得したJペグを重ねるようになるずっと以前)、彼女は世界中の観光名所の現地語画像をオンラインでキーワード検索し始めました。スナップショットのほとんどが、その場所の既存のイメージを意識的あるいは無意識的に表現したものであることに気づいたからです。この発見から、彼女は、私たちが観光名所を撮影する際に最適な場所をどのように選び、私たちが構築したレジャーという現実から不要なものをどのように取り除くのかを探求するようになりました。タージ・マハルの入り​​口で、その建築的なファサードを完璧な対称性で表現するには、どこに立つべきでしょうか?ラシュモア山で、4人のアメリカ大統領を同じスケールで捉えるには、どこに立つべきでしょうか?

彼女は、人気の旅行先と写真共有ウェブサイトに関する統計を徹底的に調べました。数千枚のこれらのイメージは、マスツーリズムとデジタル文化との関係性についての作家の批評である「Photo Opportunities」シリーズに用いられました。様々なモニュメントを撮影した複数のイメージを用い、彼女は約100枚の適切な写真を、重層的で幻想的な構図それぞれに組み合わせています。これらの美しい幽霊のような幻想の根底には、形式的に繰り返される写真構図の持続が、私たちの文化的・歴史的認識にどのような影響を与えるかという深刻な関心が込められています。ヴィオネの作品の基盤を形成するイメージは、現実を媒介したバージョンです。パルテノン神殿、ギザのピラミッド、ハリウッドサインといったランドマークは、夢のような霞の中に浮かんでいます。観光客は幽霊のような存在として現れ、鑑賞者は写真の中に自分自身を投影し、その風景との特別な出会いを想像することができます。

今回のアートショップでは彼女の作品はありませんが、美しい画集も出品されています。もちろんアートショップ、サインは入れてもらいましたよ。😆

ご興味ある方はお気軽にお問い合わせ下さい。

それでは皆さん本日も良い1日を。

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