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オフレコで

こんにちは、S&Tの上村です。昨日はちょっと展示替え。思ったより時間がかかってしまいましたが中々面白い展示になりました。お時間ある時にでも皆さん見に来て下さいね。😆

ついでに片付けもしていたら、自分が考えているよりも倉庫が散らかっていたようで終わってみるとスッキリしました。本日からまた心機一転頑張ります。

年末に向けて何かしようかと現在考えておりますが、まだ発表はできません。いつもの事ですが。😅

気になる方はブログのチェックお忘れなく。

そして、ここのところ海外の気になる作家がいるのですが、まぁ作品がありません。💦

こちらもいつもの事ですが作品があってもそこそこの金額です。ご縁があればきっとそのうちご紹介できるかもしれませんが今のところ未定です。

色々はっきり言えない事だらけで気になるとは思いますが、公にはできないのでご勘弁を。

どうしても気になる方はこっそりとお教えしますが全てオフレコで。(笑)

いつになっても悩みは尽きませんね。😅

お客さんにもお伝えしたいことが沢山ありすぎてやっぱりS&Tの平均滞在時間は3時間になっちゃうわと自分でも納得してしまった昨日でした。

『効率』なんて言葉はS&Tにはありませんね。(笑)

皆さんに楽しんでいただけるようにこれからも効率なんて無視して頑張ります。💪

さて、こちらはオランダからの話題。

2022年にオランダのアートフェアでエジプトの役人の石像の頭部が発見されました。これは盗難にあったものでオランダはこの3500年前の彫刻をエジプトに返還すると発表しました。

2022年にオランダのアートフェアで発見されたエジプトの役人の石像頭部

オランダ情報遺産監察局によると、ファラオの時代に遡るこの石造彫刻は、2011年か2012年のアラブの春の際に略奪された可能性が「非常に高い」といいます。

オランダ政府は、トトメス3世王朝の高官の像は『エジプトのアイデンティティにとって深く意味を持つ』と述べ、『オランダは、国内外を問わず、遺産が元の所有者に返還されるよう尽力して​​いる』とコメントしています。

実に素晴らしいですね。😆

さすがと言うべきか、政府の理解力が日本とは大違いだと感じます。あくまで私見ですが。

というわけで本日の1品です。

Plenty 5x, 2019 / Roe Ethridge
Dye sublimation print on aluminum
111.8 × 83.8 cm
Edition of 5

Roe Ethridgeはポストモダニズムの商業写真家および芸術写真家で、写真の可塑性、つまり写真がいかに簡単に複製され、組み換えられて新しい視覚体験を生み出すかという研究で知られています。彼はすでに公開されている画像を採用して現実の新しい彫刻的なシミュレーションを加えたり、あるいは古典的な構成を高度に様式化したバージョンを作成したりします。たとえば、Vice 誌の表紙に登場したカビの生えた果物のボウルの静物画や、意外な要素のある風景画や肖像画などです。2008 年のホイットニー ビエンナーレに参加して以来、彼の作品は、ニューヨーク近代美術館、ボストン現代美術館、ロサンゼルス現代美術館、テート モダンなど、いくつかの主要な公立美術館に収蔵されています。2010 年には、彼の作品が MoMA の 25 周年記念ニュー フォトグラフィー展に展示されました。

彼は、広告分野のコマーシャル・フォトグラファーとしての経験から、アーティストとしての仕事を発展させ、これらの設定を、もはや広告という虚構の世界に焦点を当てるのではなく、それを内側から見つめる参照枠として遊び心たっぷりに使っています。セッティング(またはセッティングの一部)が主人公となり、登場人物は現実のペルソナとして演じます。
また、広告や商業的なディスプレイを、ウォーカー・エヴァンスや後期ポップ・アートの伝統にのっとり、オブジェとしての性格を与えたり、文明の痕跡として捉えたりするような率直さで、シンプルに描写する写真も制作しています。彼は、意図的に不正確な色彩でさえも、現代の西洋文化に対する遊び心に満ちた批評として展開できるほど、ありふれた技術的・芸術的媒体としての写真を提示することで、現代の時事的な問題として、高尚と低俗、現実と虚構の間の抑圧的な狭間に取り組んでいます。

ウィリアム・エグルストンの言葉を借りれば、エスリッジは「完成したものと戦っている」と述べています。

S&Tにも1点彼の作品がありますのでご興味ある方は遠慮なくお申し付けくださいね。

出すのは大変ですが、効率を無視していますので。(笑)

それでは皆さん本日も良い1日を。

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