すごい事だなぁ
こんにちは、S&Tの上村です。昨日もミナミハラでしたが、久しぶりに来てくれた方ともゆっくりとお話できて楽しかった🤗
たっぷりと作品を堪能していただいて嬉しいのですが、予想以上の人出に疲れてヘロヘロです。😅
そのため早寝早起きをした今朝(?)、ニュースをチェックしていたら、皆さんご存知のレンブラントの絵画「夜警」の片隅に描かれた犬の話題が目に止まりました。

「夜警」は現在、アムステルダム国立美術館のガラス室で一般公開を続けながら修復作業が行われています。
美術館の17世紀オランダ絵画担当キュレーター、アン・レンダースさんは昨年、比較的知名度が低いファン・デ・フェンネの展示会を見に行った時に、「夜景」の犬がファン・デ・フェンネの素描に似ていることに気づいたそうです。
レンダースさんは「犬を見た途端、『夜警』の犬が頭に浮かんだ。首の向きで分かった」と当時を振り返っていました。


さらに、マクロX線蛍光スキャンを用いて「夜警」のチョークの下描きを調べたところ、2匹の犬には他にも類似点があることが判明したんだそうです!
確かによく似ています。よく気がつきましたね。
ただし絵の仕上げでは、レンブラントは犬を四つ足で立たせ、舌も書き加えていました。大きな太鼓に向かって吠えていることを示唆するためとみられています。
少し場違いに見えるこの犬ですが、レンダースさんによると『犬はいつでも走り去る可能性があり、それが絵に生き生きとした質感を与えている。今にも何かが起こりそうな感覚が漂っていて、犬が非常に重要な役割を果たしている』という事です。
ちなみにレンブラントはファン・デ・フェンネの版画を幅広く収集していたことで知られています。
面白いですね。🤗
現代ではコピーと言われそうですが、そんな下世話な話ではなく画家の訓練の一環であり、教養を示している行為でもあるんですね。
名画っていつの時代になっても面白いんですね。話題に事欠きません。
そう言えばSOMPO美術館のゴッホも再提訴されたことで話題になっていましたね。
良くも悪くも名画は何年経っても人々の話題に上るんですね。😅
それってすごい事だなぁと思います。
ミナミハラで展示中の作品たちにもそんな一面が隠されているかもしれませんね。隅々まで鑑賞していろんな発見してみて下さい。
ミナミハラアートウォークはあと2日で終了です。皆さんとそんな話ができるのを楽しみにしております。
それでは皆さん本日も良い1日を。