年齢は全く関係ありませんね
こんにちは、S&Tの上村です。ここ1週間、歯の激痛に悩まされ昨日ようやく歯医者に行ってきました。定期検診には通っているのですが…。😅
それにしてもこれほど痛かったのはもう何年ぶりでしょうか。涙が出るほどの激痛でしたが、歯医者に行ってすぐに治りました。💦
良かった。😮💨
麻酔をされながら新入社員の頃を思い出しました。そう言えば当時の社長『上村、他の痛みはある程度我慢できるけど歯の痛みだけはどうしようもないからすぐに医者に行くんだ。』と言ってたなぁ。
人間ってどうでもいいことって覚えているんですね。(笑)
私だけですかね。😅
さて、そんな凡人の私とは違う話題が海外から。
John Moores Painting Prizeに史上最年少の受賞者が選ばれました。
John Moores Painting Prizeとは1957年に創設スポンサーであるサー・ジョン・ムーアズにちなんで名付けられ、初めて授与された賞です。
過去の受賞メンバーにはデイヴィッド・ホックニー、サラ・ピックストーン、ローズ・ワイリーなど錚々たる顔ぶれがいます。
今回受賞したのは27歳のアリー・ファロンさん。すごいですね!
彼は「学生として初めてここに来たのはほんの数年前なので、こうして自分の絵が壁に飾られているのを見て、とても感慨深いです。絵の具という素材は、とてもユニークな方法で経験を表現できる」と語りました。
彼は「マンチェスターを拠点とするジョン・ムーアズ・ペインティング・プライズは、ロンドン以外で開催されることから、北部を拠点とするアーティストにとって非常に重要な展覧会であり、真の希望の光とみなされています」と付け加えました。
改めて人間って年齢じゃないんですね。素晴らしい、そしておめでとうございます。
彼には2万5000ポンドの賞金とウォーカー美術館での個展が授与されます。
受賞作品は、3000点を超える応募作品の中から選ばれた70点の作品と共に、ウォーカー美術館で9月6日から2026年3月1日まで開催される「ジョン・ムーアズ・ペインティング・プライズ2025」展に展示されるそうですよ。😆
ちょっと実物を見てみたいですね。イギリス遠いですが。😅
お近くに行かれる方はぜひ。
というわけで本日の1品です。

Oil on canvas
183 × 504 cm
© Rose Wylie, courtesy the artist
ローズ・ワイリーは1934年イギリス生まれの画家です。子どもの絵のような天真爛漫な絵画は、幼少期に経験した第二次大戦の思い出、映画スターやスポーツ選手、日常のささいな出来事などから着想を得ています。 創作過程における自発性を重視する彼女は、しばしばキャンバスの完成した部分にペイントやコラージュを施し、望ましい効果を追求します。このようなアプローチは、スケールのダイナミックな変化と多様な表面のテクスチャーを生み出しています。
彼女が世に出てきたのは70歳を超えてから。
彼女の半生はこんな感じ。
彼女はず〜っと貧乏でしたが、それでも好きな絵を描き続けていました。
ただ、彼女が多くの売れない貧乏画家と違ったのは、売れたことです。
信じられないくらい驚異的に。
それまでの彼女は、本当に貧乏で、お金がないから家で絵画教室を開き、その生徒たちを庭でキャンプさせて収入を得ていました。
いつも同じ服を着ていて、「どうして?」と聞かれると、「私は非消費的なライフスタイルだから」と言っていました。
75歳になる2009年まではそんな感じです。
そんな彼女に大きな転機が訪れます。2009年に、大きなコンペティションのファイナリストに残ると、そこから一気にスターダムを駆け上がります。
ナショナル・ミュージアムの女性画家のための展覧会に、ただひとりアメリカ人以外で選ばれ、母国のテートモダンで個展を開きます。
それまで無名の貧乏画家だったとは信じられないほど、非現実的な活躍。
何かと年齢が話題になりますがそんなものどうでも良いと笑い飛ばされている感じがします。そんな彼女も今年は91歳。まだまだ現役バリバリで活躍中です。
今回受賞した最年少のアリー・ファロンや、ローズ・ワイリーの事を考えると人間は本当に年齢なんて関係ないんだとどうしても思っちゃうのは私だけでしょうか。
まだまだ私も頑張らなきゃと勇気をもらっています。
それでは皆さん本日も良い1日を。