DIARY / BLOG

悲喜交々

こんにちは、S&Tの上村です。昨日はトライアングル4日目でしたが、のんびりスタートでサボれると思っていると大間違いでした。😅

午後からは怒涛のお客様ラッシュ。皆さんお一人お一人たっぷり時間をかけて堪能していただきました。🤗

とあるお客様は冊子を買うのは後にしてまずは何回も足を運んで自分で考えたいという方もいて、なるほどそういう見方もあるんだと感銘を受けました。

そこで冊子を買わない人の理由を知りたいねなんて話をしていたら何だか気になってきちゃって色々考えられる理由を考えてみました。

1興味がない
2五百円がもったいない
3キャプションのついている展示はタダだから読むけど、お金を払ってまで知りたくない

そんなところかと思いますが、まだまだ予想もしない回答があるような気がします。もし、3の回答が圧倒的に多かったらガッカリですね。😥

ぜひそんな話も教えて欲しいなと思います。

そして、昨日はさらに考えさせられる出来事が。

とある親子がご来場した時の事。他のお客様のお相手をしていたので私はチラチラと聞こえてくる話だけでしたが、まだ小さい娘さんが何やら楽しそうに会話しています。

本当に楽しそうに展示を楽しんでいて、一つ一つゆっくりお母さんと作品を見て、『ここにもあるね。あっ!あそこにも!』なんて楽しそうな会話が聞こえて私も何だか温かい気持ちになりました。

五千円の版画作品が小さい娘さんもお母さんもお気に入りでいくらか聞いていましたが、値段を聞いてボソッと『そんなにするんですか!』とガックリと肩を落としています。

きっと美術作品なんて買ったことがないのでしょうね。いかにそれが安いのかは明らかです。

しかし、想像しちゃいました。きっと本当に5千円が大変なんだろうと。だって、純粋にこれが欲しいと思っている気持ちは伝わってきましたし、本当にガッカリしているのがわかります。娘さんも本気で楽しんでいるのにそれが買えない日本ってなんなんだと憤りを覚えました。

幼い娘さんの可能性ももしかしたら潰しているのかもしれない、でもどうしようもないという親の苦悩まで想像しちゃったら何だか泣けてきちゃいました。😭

政治家の方達、これを見ていたらこんな純粋な人間たちを苦しめる政策なんていらないから助けてやってくれよ。

私腹を肥やす事ばかり考えていないで本気でこういう人たちを救う政策をと切に願っちゃいました。

後で、その作品その親子に差し上げればよかったと後悔しました。今度来たら私が自腹で差し上げようと思います。いや、もらって下さい。

何だか書いていてまた涙が…😢

展示をするといつも思いもしないことを考えさせられます。

ただの展示ですがそこには人生の悲喜交々が。だからやめられないんですね。

ちょっと湿っぽくなっちゃいましたが、『トライアングル』はそんなことも引き出しちゃうくらい良い展示になっています。🤗

展示始まって初めての土日ですが一体どんなことが起こるのやら。ワクワクしながらお待ちしております。

『トライアングル 展』
会期 8月5日(火)〜8月17日(日)
   11:00 〜 19:00  *最終日のみ17:00まで
   *8月16日(土) 14:00 〜 15:30 座談会開催予定
会場 The Local TUAD ART GALLERY and famAA
     〒990-0043 山形県山形市本町1-5-19  TEL: 023-615-8099
参加作家 非公開

様々な答えを知りたい方はぜひ冊子を買って2〜3周して下さいね。🤗

それでは皆さん本日も良い1日を。

次の記事
3/2365
前の記事