こんにちは。S&Tの上村です。歌手のビリー・アイリッシュがコンサートで流れる映像で、体型や服装を批判する人に問いかけていると話題になっています。
私が大好きな歌手の一人ですが、あれよあれよとメジャーになっちゃいましたね。この子は本当に凄い!
今年のグラミー賞では主要4部門を含む合計5部門を受賞。主要部門の独占は39年ぶり史上2度目、女性として初、かつ史上最年少の記録となっています。
そんな彼女がまたまたやってくれました!
3月9日(現地時間)にマイアミ公演を皮切りにスタートしたワールドツアーのコンサートで流れる映像で、体型批判(ボデイ・シェイミング)やファッションで人を判断する風潮を非難しています。その内容が素晴らしいのでご紹介しますね。
「私の考え、私の音楽、私の服、私の身体に対して、あなたなりの意見がある。私の着ている服を嫌いな人もいるし、褒める人もいる。それを他の人を傷つけるために使う人もいるし、私を傷つけるために使う人もいる。でも、みんなが見ているのを感じる。いつも。そして私のしたことで、人に見られないものはない」
「だから私はあなたの視線や不満、安堵のため息を感じながら生きていくことになるのであれば、絶対に動くことはできない。私に小さくなってほしい? 弱く? ソフトに? 高く? 私に黙ってほしい? 肩で誘惑する? それとも胸で? 私はお腹なの? それともお尻?」「私が生まれてきた身体は、あなたが望むものではないの? もし私が着心地のいい服を着たら、女性ではないとなる。露出したら、尻軽ということになる」
「あなたは私の身体を見たことがなくても、いまだに批判する。そして私を判断している。なぜ? 私たちはサイズをもとに人のことをあれこれ推測する。どんな価値があるかを判断する。私がたくさん着たら、私が露出したら、私を形成するものを判断する人は誰なの? どんな意味があるの?」「私の価値はあなたの感じ方だけに基づくの? あるいは私に対するあなたの意見は、私に責任はないの?」
このビデオはツアー初日となったマイアミ公演の終盤に流され、その中でビリーは着ている服を一枚ずつ脱ぎ、最後にはブラのみになり、黒い液体の中に沈み視界から消えていきます。スクリーンに映し出されたビデオを見た観客は、大きな歓声や拍手を送ったそうです。
バギースタイルを好む彼女は昨年、自身のファッションについてこう語っています。「(見た目で判断されたくないから)ゆったりした服を着ているの。中を見たことない人が意見を言う資格なんてない。細いけど出ているところは出ているとか、そうでないとか、お尻がぺったんこだとか、大きいとか、知らない人が何を言ってるんだか」「私が男でゆったりした服を着ていたら、誰も注目なんてしない。『女の子らしい服を着なさい!タイトな服を着ればずっと可愛くなるし、仕事だってもっとうまくいく!』だって。いくわけないって。いや本当に」
最後の言葉は全くその通りですね。ビリー・アイリッシュはまだ19歳。末恐ろしい。薄々気づいていましたが、やっぱり人間は年齢じゃないんですね。五十を超えたおっさんが非常に尊敬できる人間です。(笑)