ワクワク

こんにちは、S&Tの上村です。昨日は朝から相談や打ち合わせで1日終わっちゃいました。今後のS&Tのイベントや細々したことをいろんな方に相談しながら少し方向性も見えてきて一安心。😮‍💨

と思いきや同時にやらなければならない事が多すぎて一つの事しかできない私にとってはクラクラしちゃいました。（笑）

相談相手の1人に久々に会う同級生もいましたが、久々すぎて脱線しまくり。😅

近況報告などして盛り上がりましたが、しばし仕事を忘れ楽しかったです。

昨日最後のご相談はS&TのWebサイトについてなどデジタル関連を一新しようという相談をしていましたが、こちらも今後に注目ですね。

その方は昨年からS&Tファミリーに加わっていただきましたが『S&Tの仕事に関わることは楽しいです。ぜひ参加させてもらいたい。面白いことやりましょう。』と言ってくれた事は何だか嬉しかったです。

そんなただの仕事ではなく、関わってくれた人が面白いと感じていただける仕事をし、そしてみんながその恩恵を受けるような仕事を目指していけたらなと思った昨日でした。😆

やっぱり楽しくないとね。

そんなことを考えていたら何故かニューヨークのMoMAが香港のM+とアジア初となる包括的な協力関係を締結したという話題を思い出しちゃいました。

今後この2館は、キュレーターや保存修復部門の研究のほか、職員の研修、コレクションの貸し出し、展示およびプログラムの交換など、6つの分野での協力が予定されているそうです。

締結までに実に1年にわたる協議を重ねたそうですが、それでもやっぱり何だか面白いことが起こりそうだなとこのニュースを聞いた時に思ったんですよね。

やっぱり仕事はやっている人間も周りの人間もワクワクしないとねなんて思います。

ワクワクが一つの原動力になることは間違いないこと。私も常にワクワクできるような仕事を心がけようと思います。それには大変な作業も必要なんですけどね。皆さんはよくお分かりかと思いますが、特に最近はそんなことを考えている今日この頃です。（笑）

というわけで本日の1品です。

Roe Ethridgeは1969年マイアミ生まれのアーティストです。彼はポストモダニズムの商業写真家および芸術写真家で、写真の可塑性、つまり写真がいかに簡単に複製され、組み換えられて新しい視覚体験を生み出すかという研究で知られています。彼はすでに公開されている画像を採用して現実の新しい彫刻的なシミュレーションを加えたり、あるいは古典的な構成を高度に様式化したバージョンを作成したりします。たとえば、Vice 誌の表紙に登場したカビの生えた果物のボウルの静物画や、意外な要素のある風景画や肖像画などです。2008 年のホイットニー ビエンナーレに参加して以来、彼の作品は、ニューヨーク近代美術館、ボストン現代美術館、ロサンゼルス現代美術館、テート モダンなど、いくつかの主要な公立美術館に収蔵されています。2010 年には、彼の作品が MoMA の 25 周年記念ニュー フォトグラフィー展に展示されました。

彼は、広告分野のコマーシャル・フォトグラファーとしての経験から、アーティストとしての仕事を発展させ、これらの設定を、もはや広告という虚構の世界に焦点を当てるのではなく、それを内側から見つめる参照枠として遊び心たっぷりに使っています。セッティング（またはセッティングの一部）が主人公となり、登場人物は現実のペルソナとして演じます。
また、広告や商業的なディスプレイを、ウォーカー・エヴァンスや後期ポップ・アートの伝統にのっとり、オブジェとしての性格を与えたり、文明の痕跡として捉えたりするような率直さで、シンプルに描写する写真も制作しています。彼は、意図的に不正確な色彩でさえも、現代の西洋文化に対する遊び心に満ちた批評として展開できるほど、ありふれた技術的・芸術的媒体としての写真を提示することで、現代の時事的な問題として、高尚と低俗、現実と虚構の間の抑圧的な狭間に取り組んでいます。

A sequence has to sing. It’s not just something to decode and find the true meaning of. I have to feel its harmonies and disharmonies. It’s like a son.
—Roe Ethridge

この言葉に彼の作品の全てが物語られているような気がします。

彼の作品を見るとき私は何故かワクワクします。現在S&Tにも彼のオリジナルが１点ありますのでご覧になりたい方は遠慮なく言って下さいね。

それでは皆さん本日も良い1日を。