こんにちは、S&Tの上村です。昨日の夜から吹雪いていたのは知っていたのですが今朝起きるとあたり一面また真っ白に。😭

やっと前回の寒波の雪も解けつつあったのにまた今朝もブル(除雪車)が出ていました。もう2月も半ば過ぎているのにもう嫌っ!!!

と、きっと雪国の皆さんも私と同じ気持ちでしょう。

この雪のせいで昨日も駐車場の確保ができず急なご予約に対応できない事態も起こっていますのでお手数おかけしますが皆さんご予約はお早めにお願いします。🙇

じゃないとせっかくなのにご来店できないこともあるので私としても心苦しく思っちゃいます。💦

本当にこの雪が憎たらしいですね。💢

皆さんにはご不便おかけしますがよろしくお願い致します。

そう言えば先日本の出店をしないかと誘われました。なんでS&Tにと思って聞いてみると時々ブログに素敵な本が紹介されているのでというお答えでした。普段は本の販売などしていませんが、イベントなどでかなり特殊な本を取り扱うことは時々あります。じゃ、本と言うにはあまりにも高額なのでそれでも良いかと言う話になり、結局それでは趣旨に合わないねという事に。😅

そうなんですよね。ウチで時々出しているものは本と言うにはあまりにも高額。(笑)

ただし、日本では売っていなかったりもちろんネットで探しても見つけることができないような貴重な本です。

だってそうじゃないとうちは本屋さんではないので普通の本を販売しても意味がないじゃないですか?🤭

そんなことを考えていたら老舗の本屋さんが102年の歴史に幕を下ろしたと言うニュースが目に入ってきました。また一つ本屋さんがなくなっちゃいました。😢

本屋さん離れは本当に著しくてもう歯止めが効かなくなっていますよね。時代の流れなんでしょうか。

一方でペンギン文庫さんのように独自の品揃えで非常に面白い本屋さんもあるので頑張って欲しいなと思います。

そんな本屋さんの最後の言葉が印象に残ったのでコチラに掲載しておきたいなと思います。

『本は子供の想像力や語彙力を豊かにする。本を読むことの大切さを知ってほしい。書店を守ることが子供の成長や国力にもつながる』

まさにその通りだと私は思います。ちょっと想像力を働かせればこんな事件起こらなかったのになんて事件も最近多いですよね。😓

これからはとにかく他にはない本をたくさん揃えた本屋さんが生き残っていくのでしょうけれど、本屋さんは本当に楽しいところだという事をもう一度子供達に思って欲しいなと個人的には思います。

なぜか本の話になっちゃいましたね。😅

というわけで本日の1品です。

Vampyr from In Our Time: Covers for a Small Library After the Life for the Most Part,
1969-1970 / R.B.Kitaj
portfolio of fifty color screen prints and photoscreenprints
each size (sheet): 78.74 x 57.15 cm
edition 150

2023 年 7 月 29 日~2024 年 3 月 4 日にハンティントン美術館で「In Our Time: Prints by R.B. Kitj」という展示が開催されました。その時にも展示された作品の一つです。この展示では文学と視覚芸術の交差点を探求し、アーティストにとって重要だった社会的および政治的問題を明らかにしました。

1964 年のエッセイで、R. B. キタイは「絵が描かれている本もあれば、絵が本になっている本もある」と述べています。キタイの個人図書館の本の表紙の拡大写真を基にした 50 枚のスクリーン プリントのポートフォリオ「In Our Time: Covers for a Small Library After the Life for the Most Part」は、アーティストの主張をさらに推し進め、本の中には絵もあるとしています。芸術として再発明されたこの文学の断面は、本のタイトルと、場合によっては付随するイラストによって語られる文学、映画、社会政治的歴史への想像力豊かな一面を提供します。キタイは生涯にわたって本に執着し、作品のインスピレーションの多くを文学作品から得ていました。これらの作品は、彼の個人コレクションに見られる多様な興味と嗜好を考えると、アーティストの自由な肖像としても機能します。キタイは、破れたジャケット、シミのある表紙、擦り切れた装丁など、本の古さと摩耗の証拠を残すことを選択しました。ポップアートとマルセル・デュシャンのレディメイドの両方に影響を受けたキタイは、再利用した本の表紙を冗談交じりに「スープ缶」と呼んでいました。

R.B.Kitajは1932年オハイオ州クリーブランド生まれ。彼の作品は物議を醸すこともあるが、具象芸術へのこだわりを持つドローイングの名手として評価されているます。彼の非常に個人的な絵画やドローイングは、歴史、文化的、社会的、政治的イデオロギー、アイデンティティの問題への深い関心を反映しています。

1982年にはアメリカ芸術文学アカデミーの会員に選出されるなど、さまざまな栄誉に輝きます。1985年には、サージェント以来のアメリカ人としてロイヤル・アカデミー会員に選出されました。ワシントンDCのハーシュホーン美術館、ニューヨークのテート・ギャラリー、ロサンゼルス郡美術館、メトロポリタン美術館、最近ではベルリンのユダヤ美術館、ロンドンのユダヤ美術館、ハンブルガー・クンストハレなど、数多くの回顧展が開催されています。1997年にロンドンを離れてロサンゼルスに移り、2007年に死去。

現在このシリーズのウチ5点がS&Tにもありますのでご覧になりたい方は遠慮なく言って下さいね。😆

それでは皆さん本日も良い1日を。