こんにちは、S&Tの上村です。昨日は『愚直』の方は作家さんがたくさんいたのでお任せしてちょと早めにサボりました。😅
自分でも気が付かないくらい疲れていたのか夜はぐっすり。元気回復しました。😆
やっぱり睡眠は大事ですね。皆さんも疲れた時にはよく食べよく寝て英気を養って下さい。
本日の『愚直』は石川琢弥さん、渡邉舞さんの2名が在廊予定です。
ここまでやってみての感想ですが、混むか混まないかが全く予想できません。😅
平日だから割とまばらという感じでもなさそうですので、ゆっくり観たい方はいつ頃いいですよというご提案ができませんが、それもご縁ですかね。💦
他にお客さん誰もいなかったら空間と作家を独占してたっぷりと楽しんで下さいね。または何度も足を運んで頂くか。
それぐらい今回の展示は見る価値あると思いますよ。たくさんの皆さんのご来場お待ちしております。
さて、そう言えば22日にイタリアで『幻のカラヴァッジョ』がついに公開されましたね。それがこちら。
この作品はカラヴァッジョ作品の中でも数少ない肖像画で、モデルはマフェオ・バルベリーニ。この人物は1623年にウルバヌス8世として教皇に選出された人物で、教皇領の拡大や三十年戦争の指揮をする傍ら、芸術を支援した人だそうです。
この作品は約300年にわたって代々受け継がれ、1930年代にバルベリーニ家が所有地を売却した際に初めて手放されました。そのため関連資料が一切なく、ほんの一握りの専門家しか目にすることができませんでした。
これを一目見たいと切望する専門家はたくさんいましたが、今回の展示でその夢がいよいよ実現したわけですね。
特別展示は2025年2月23日まで行われるそうなのでお近くに行かれる方はぜひ。
カラヴァッジョで思い出すのはS&Tのお客様ならあの作家ですね。😁
というわけで本日の1品です。
以前もご紹介しましたがMay Stevensのこの作品はやっぱり良いですね〜。😆
May Stevensはマサチューセッツ州ドーチェスターで生まれ、ボストン近郊のマサチューセッツ州クインシーで労働者階級の家族に育てられました。結果的に彼女の作品は、彼女の社会に対する見方、彼女が彼女の周りで目撃した女性の貧困と機会の欠如の影響を受けました。ボストンとニューヨーク市で美術を学んだ後、彼女は1948年に仲間のアーティスト活動家ルドルフ・バラニクと結婚しました。
スティーブンスは最初から、芸術は個人的な表現だけでなく、社会的解説に使用されなければならないと信じていました。彼女の芸術は通常、政治活動家としての彼女の個人的な経験に関連しています。
彼女は公民権運動に従事し、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアがカタログの紹介を書いたフリーダムライダーと呼ばれる1964年の展覧会につながりました。1967年から1976年までのスティーブンスのビッグダディシリーズは、ベトナム戦争に対する怒りの反応として作られました。これらの大きなポップアートスタイルの絵画は、彼女の最も有名な絵画の1つです。
フェミニスト芸術運動に触発されたスティーブンスは、女性アーティストの人生を個人やグループのポートレイトで称え、それを「オルタナティブ」な美術史とみなしています。彼女はまた、1977年から92年まで出版された雑誌「Heresies: A Feminist Publication on Art and Politics」の設立を支援しました。
1981年のスティーブンスの息子の死は、彼女の作品の方向性を変えました。彼女の後の絵画は、痛烈な感覚が染み込んだ風景でした。
彼女はゲリラ・ガールズの元祖であり、重要なフェミニスト出版物『Heresies』の創設メンバーでもあります。彼女の作品は、MoMA、ホイットニー、ブルックリン美術館、ハーバード美術館、ダートマス大学フッド美術館などに収蔵されています。 (1924–2019)
もちろんS&Tでお取り扱いしていますので遠慮なくお問い合わせ下さい。
カラヴァッジョと何が関係あるの?と疑問に思った方もいる事でしょう。(笑)
長〜くなるので、それはS&Tに来た時にでもお話ししますかね。
それでは皆さん本日も良い1日を。