こんにちは。S&Tの上村です。みなさんメガギャラリーという言葉を聞いたことがあるかと思います。メガギャラリーとは圧倒的な財力と巨大な展示スペースを備え、グローバル展開する大規模ギャラリーの通称のことです。

世界4大メガギャラリーと言えば、ガゴシアン、ペース、ハウザー&ワース、デイヴィッド・ツヴィルナーですが誰もが知るビックネームばかりですね。

そのメガギャラリーの一つペースが大きく生まれ変わって話題になっています。それがこれ!

8階建てのビルはなんと7000㎡に及ぶそうです。これは実にこれまでの倍のスペース!展示スペースは5フロアに及び、2階と6階には屋外彫刻ガーデンもあり、もはやこれは美術館です。

そして、それだけじゃないんですって!!!!!

イベントに対応可能なダイニングルームがあり、リサーチに活用できる美術書ライブラリーもあるそうです。また、希望すれば所蔵品を取りだし閲覧できる「オープン・ストレージ」までも完備した、アートを多角的に体験できる場となっているんですって!!!!!驚きの連続です。(⌒-⌒; )

他のメガギャラリーもどんどん拡張中で一体どうなっていくんでしょうね?

ペースのオーナーはこう言っています。『これまでアートの価値は作品の稀少性や特別感にあるとされ、それは裕福な教養人だけが理解できるという認識に基づくものでした。ですがこの10年で価値体系は覆され、現在コレクターが買い求めるのはクリエイティブなコミュニティへと人を導く作品、そして国境を越えて鑑賞者の心に訴える作品です。私たちギャラリーはそれに応じて、アーティストと世界とを広く結びつける試みに積極的に挑んでいます。』

なるほどですね。

一方で中小のギャラリーは高い出展料がかさむアートフェアが増え、資金繰りに苦しんで閉店や合併に追い込まれているんですよ。

S&Tなんかはその中でもメガギャラリーとは対極のマイクロギャラリーです。(笑)

ただその中で工夫してみなさんにたくさんのアートや新鮮な情報をお届けできればと思っています。これからもメガギャラリーにはできないことをたくさんやっていきたいなと思います。

潰れない限りは。(笑)