こんにちは、S&Tの上村です。昨日は急遽夕方から東北芸術工科大学へ卒展を見に行ってきました。今年計画している展示の一つに関係するので偵察です。(笑)

夕方から行った割には人もたくさんいて賑わっていました。学生も楽しそうに話しをしながら盛り上がっていましたよ。

肝心の作品はと言うと。

せっかく来たので一応一通り見るかと思い、端から見てきましたが…。

デザイン科の卒業制作からだったようですが『〜のようなもの』のオンパレード。ま、ハッキリ言うとパクリですね。😅

そこまでは毎年あるので予想していましたが、ま〜今年は多かった。

とあるブースでは完全にFelix Gonzalez-Torresの作品のパクリを堂々と作品ですと出していました。Felix Gonzalez-Torresなんて誰も知るわけがないと思ってパクったのでしょうが。😓

オマージュとも言えない明らかにパクリですね。言い訳できません。そして、私たちはクリエイターでございますと言う雰囲気を醸し出した方達がたくさんいたのには残念だとしか言いようがありません。そんな若いうちからそれじゃ将来はどうなっちゃうんでしょうね。見た目だけ立派なデザイナーでもね。(笑)

東京オリンピックのエンブレム問題を思い出しました。

おそらく脈々とデザインの盗用問題は受け継がれているんでしょうね。そうじゃない教育を期待したいのですが…。

初めからそんなでしたがようやく芸術を学んだ生徒のブースへ。いつも思うことですが、なぜ芸術を謳っている学校なのに芸術のブースは隅の方なんですかね?😅

他のブースに比べてあまり賑わっておらずじっくり見ることができました。これもなんだかね。😅

しかし、数が何だか少ない。

初めに目に留まった石像の作品が非常に面白く期待感が高まりました。制作した作家もいたので色々話をしてきました。これは面白かった。

最初からそんなだったので期待して見ましたがあっという間に終わっちゃいました。

『これ面白いよ。』と思って説明を見るとやはり美術科の賞を取っていたりはしていましたが、よく見ると芸術をやめようと思いこれまでの集大成として展示しましたと書いてあります。これから頑張ればいいのにと思いましたが、できる子は状況が見えて嫌気がさしちゃったのかもしれませんね。

ざっと3名くらい面白い作家がいましたが何だか消化不良のまま帰ってきました。😥

以前も書きましたが、仮にも芸術を名乗る大学である以上もっと芸術に力を入れるべきです。才能ある子もいるのに全く才能のない上辺だけの生徒が大きな顔をしているのは間違っている!と私は思います。

あくまで私見です。

大学の方針もあるので外野が何を言っても仕方ありませんが残念です。

これからも見にはいこうと思います。そして才能ある子を発掘して自信を持ってもらえるようにできたらいいなと思います。

じゃないとこの流れは非常にまずいなと危機感すら感じた昨日でした。

日本の芸術の未来は明るいとは決して言えない展示でした。

皆さんもぜひ感想を聞かせて下さい。

そんな話で盛り上がっていきましょう。

S&Tでお待ちしております。

それでは皆さん本日も良い1日を。