こんにちはS&Tの上村です。昨日は予約がなかったので書類を広げて事務処理をしていると『これから行ってもいいですか?』とお客様から連絡が。

思いっきり書類を広げていたので慌てて片付けました。😅

その後無事にお客様を迎えましたが、やはり事務処理よりお客さんと話している方がいいですね。作品を何度も何度も眺めながら『これいいですね。』と独り言のように呟いていましたよ。

やっぱりお客さんと話している方がテンション上がります。(笑)

こんな感じで当日も予約が空いていればいらしゃっていただくことは可能です。

しかし、当日のご予約の場合は予約がいっぱいだったりと来ていただくことが難しいこともありますので、確実に見たい時はあらかじめ予約をとった方が良いかと思います。ま、それもご縁ですが。😅

当日のご予約の時はこんな風に油断していることもありますので30分くらいはお待ちいただくかもしれませんが遠慮なくご連絡下さいね。

皆さんのご来店お待ちしてます。

昨日は無事に堪能していただけて本当に良かった。(笑)

今年最後のS&Tのシークレットセールは折り返し地点です。まだの方はぜひ足を運んでくださいね。

ぶったまげること間違いなしです。(笑)

とハードル上げちゃいましたが、何でも遠慮しないで聞いて下さいね。遠慮は禁物です。

というわけで本日の1品です。

Light garden #1 / Katsutoshi Yuasa
woodcut on paper
100cmx150cm

S&Tではもうお馴染みの湯浅克俊さんの作品から。こちらは2018年に横浜美術館で開催された『モネ それからの100年』という企画展で展示されたものです。今回こちら出品されていますが、実は別の木版画家の作品も並べていますのでその違いもぜひ見てほしい。だんだんシークレットのベールが剥がれてきていますが😅

最後に今年4月の個展の時のインタビューから。

『普段私は長い時間をかけて版木を彫り、ばれんを使って紙に摺って作品を制作しています。一般的に木版画は彫刻刀による彫りあとを活かした表現や、多色摺りによる色の鮮やかさが魅力と言われています。しかし私は木版画とはイメージを創出するためのメディア(情報伝達のための媒体)であると考え、様々なイメージを作り出してきました。
昨年の夏、スイス人アーティストでハイパーリアリズムの先駆者であるFranz Gertsch(フランツ・ゲルチュ)の名を関した美術館で個展をする機会に恵まれたのですが、そのFranz Gertschさんが12月に亡くなられたことを聞きました。オープニングに参加するため美術館を訪れたときはお会いすることはできず、もうすでに体調が悪かったのかもしれません。彼はペインティングだけでなく大きな木版画も制作していて越前の和紙に摺っています。写実的な表現、木版画、和紙と私との共通点が多いことから勝手に親近感を感じていました。そんな彼の過去のインタビュー記事を読んでいたらこのようなことが書かれていました”nature is a mirror of time to which everything between birth and death…”。自然は生と死の間のすべての時間を映し出す鏡である。この文章を読んだ時、制作においても似たようなことが言えるのではないかと思いました。作品とは時間を映し出す鏡である。作品をいくら凝視しても費やされた時間を見ることはできませんが、確かに作品は膨大な時間を内包しています。線と線の間には私が考え、悩み、彫刻刀で彫ったすべての時間があるのです。』〜湯浅 克俊

もちろんお問い合わせはS&Tまで。

シークレットセールでお待ちしております。

それでは皆さん本日も良い1日を。