こんにちは。S&Tの上村です。昨日も作品が到着。次々と到着して検品していますがやっぱり良いですね。一足お先に堪能させて頂いております。😄
早く見たくて妄想を膨らませている方たくさんいらっしゃると思いますがもうしばらくお待ち下さい。🙇♂️
ちなみに本日も何点か到着予定ですよ。皆さんをあおりすぎですかね。(笑)
そのくらい期待していただいて大丈夫な今回のセール。今からお小遣いをしっかり貯めておいた方がいいですよ。
信じるか信じないかは皆さん次第。www
さて、気になるニュースですがニューオーリンズ美術館でアフリカ美術のキュレーターとして白人女性を採用したことを巡って激しい論争が起きているのはご存知ですか?
簡単に言うとNOMA内にそのような取り組みを監督するのに適したアフリカ人、黒人、有色人種はいなかったのだろうかということで不満や反発が噴出したというのです。
反発している側は少なくとも有色人種でなく、黒人とアフリカ人の生きた経験を完全に理解できない場合、アフリカの歴史を紹介することは非常に弱くなるというんですね。
言っていることはよく分かりますが、アフリカ美術だから黒人の方がいいという安易な感じもどうかと思いますね…。
NOMA側はこうコメントを繰り返しています。
「このポジションに検討されている他の候補者についてはコメントできないが、アマンダ・メイプルズの豊富な経験と、アフリカや世界中のアーティストや団体との継続的な協力への取り組みが、彼女を他の応募者とは一線を画している。メイプルズの研究と作業は、北米の美術館がアフリカ美術をどのように収集し、展示するかについての批判的な再評価を含む、NOMA の優先分野に焦点を当てています。」
アメリカの美術館でアフリカ美術の学芸員として白人女性を雇用したことで批判にさらされたのはこれが初めてではないことを考えると人種差別問題も無関係ではないのかなと思っちゃいますね。難しい問題です。
皆さんはどう思いますか?
というわけで本日の1品です。
Sylvie Fleuryは1961年生まれのアーティストです。ジュネーブを拠点に活動するフルーリーは、車、ネオンライト、メイクパレットアンド、レディ・メイドのオブジェクトを使い、消費主義や価値のシステムに新たな視点を提供する作品で世界的に評価されています。
物質的な欲望、美学、価値の構築のメカニズムに関わるシルヴィー・フルーリーの魅力的な作品は、ジェンダー、美、消費主義に関する現代の政治を再評価するためのレンズを提供します。彫刻、パフォーマンス、インスタレーション、ペインティングと幅広い分野で活動する彼女の作品は、初期のコンセプチュアリズム、ポップアート、ミニマリズムに関連する素材やプロセスを頻繁に用いています。自動車、ネオン、化粧パレットなど、既製品のオブジェを使用することで有名だが、それらはアートの文脈に取り込まれることで変容し、鑑賞者に新たな光を与えます。そうすることで、彼女は高級品やブランドのフェティシズム化、そしてジェンダー化された消費パターンへの疑問を投げかけています。
彼女の多様な活動は、高級服、アクセサリー、化粧品、雑誌の表紙、F1レースの世界、宇宙船、現代アートのアイコンなど、さまざまなメディアや参考文献を網羅しています。メーキャップ・パレットでは、表面的な外見と女性の美しさの価値を強調し、ロケットや自動車では、ジェンダーの期待の相互作用が、これらのシンボルの男性らしさを覆します。彼女の広大な芸術の世界では、インスピレーションや探求の源として制限されているものは何もありません。彼女は、時間性と永続性、そしてアイテムや流行がすぐに廃れてしまう現代社会における価値のはかなさについて、より広範な懸念を批判的に考察しています。フルーリーは、体系化され、内面化された文化的価値観に鏡を向け、私たち自身の暗黙の偏見への認識を促しています。
もちろんお問い合わせはS&Tまで。
彼女の作品はもしかしたら?????
それでは皆さん本日も良い1日を。