こんにちは。S&Tの上村です。先日、海外のオークションにて私のこれまでの人生で何度か出会った作品が出品されていました。それはゲルハルト・リヒターの作品で私とは少なからず因縁があり、私の前に現れては決して私の手元にはやってこない作品でした。以前この作品が私の前に現れたのは20年以上前でしょうか?前回はオークション会社のミスで私の入札が入れられていなかったのです。(通常はあり得ませんが^^;)ビット価格は十分でした。
『これは!』と思いすぐにビットしました。
オークションが終わるまで固唾を呑んで見守っていましたが、残念ながらまたその作品は私の手元にやってくることはありませんでした。(泣)
以前も書きましたが、このようにアート作品はご縁がないと決して自分の手元にはやってきません。それがいくら自分が欲しいと思ってもです。不思議な事にこの作品のようにどれほど望んでも手に入らないものもあれば、その場であっさり手に入るものもあります。これはやはりご縁としか言いようがありません。これもまたアート作品の魅力であり、一度人々の心を掴んだらアートの虜にしてしまう理由の一つなのでしょう。
それにしても今回の作品はいつまで私を虜にし続けるのでしょうか?いつか私の手元にやってくるのでしょうか?本当に小悪魔的に愛しい作品です。恋愛と似ていて、手に入らないものほど魅力的に思えるものですよね。笑
皆さんにもそんな作品との出会いを楽しんで欲しいと思います。