こんにちは。S&Tの上村です。昨日とあるコレクターさんから、『もし行かれるならチケット余っているのでよければ使って欲しい。』と、私の別のお客様へということでわざわざご連絡いただきました。こういう何気ないお誘いってなんだか嬉しいと同時にその方の人柄がわかりますよね。本当に素敵なお誘いです。残念ながらスケジュールの都合でそのお誘いをお受けすることはできませんでしたが、心温まる出来事でした。

さて、本日は日本と海外のアートの教育について少し触れてみたいと思います。ザックリと言うと、日本のアート系の大学は技法や作品の美しさなど、テクニカルな部分に重点を置かれているのに対し、海外では技法的な部分よりもコンセプトやプロセスといった中身が重要視されているように思います。おそらくこれは文化的な背景の違いによるものだろうと思われます。また、作品の内容を語らないほうがよいとされがちな日本ですが、海外では論文などをベースとして、自分の作品について説明するプレゼンの機会が非常に多いのも違いですね。これは何もアートに限ったことではないのかもしれませんね。

また、日本では貸しギャラリーなるものが非常に多いのですが、海外ではあまりメジャーではありません。なぜなら普通のギャラリーの数が圧倒的に多いからですね。じゃ、なんでそうなるのかと言うとこれもアート教育の違いによるものだと思われます。海外では芸術に対して多くの人が興味を持っています。一般の人からギャラリストや、コレクターまで、「作品を買う」というマーケットがしっかりと根付いているということが日本と大きく違うところかもしれません。

日本の学校ではいまだに勉強ができるか、運動ができるかの2軸に重きをおいているように感じられます。それに対して海外の教育は個性を大切に評価されるので自然とアートについても関心がむくのでしょうね。

ま、日本には日本の良さがあり、海外には海外の良さがあるので一概に何が良くて何が悪いと言う話ではありませんが、ことアートということに関してはもう少し日本も海外の教育を取り入れていっても良いのかなぁと個人的に思います。

S&Tはアートに対して課外授業のような役割も担っていければと思います。ただ販売するのではなく、様々なお話をしながら子供からお年寄りまで様々な世代の人に刺激を与えられるような活動ができればと考えています。だから遠慮せずお子様を連れて本物を見に来て下さいね。ご連絡さえ頂ければいつでも歓迎しますよ。\(^o^)/ 話が止まらなくなるかもしれませんが(⌒-⌒; )