こんにちは。S&Tの上村です。昨日は午前中はS&T、午後からは湯浅克俊展『時間の鏡』にてたくさんのお客様とお話しできました。

お客様の鑑賞の仕方は様々ですが大きく二つのタイプがあるように思います。

さっと一通り見てお帰りになるタイプ。一つ一つの作品を時間をかけてじっくりと鑑賞するタイプ。

もちろんアート作品の鑑賞に正解はありません。しかし、より理解できるのは後者と言えるでしょう。ま、誰にでもわかっていることでしょうが。😅

もちろんお時間の都合などもあるので一概には言えませんが。💦

一つの作品と向き合うことで鑑賞者は様々なことを考えるんですよね。『この作者は何を表現したかったんだろう?』とか『これは本当はこんなことをしたかったのかもしれない』とか『これ何でできているんだろう』とか実に様々なことを色々な角度から考えます。もしかしたら本当は作者は何も考えていないのかもしれません。(笑)

しかし、それがアート鑑賞の醍醐味であり面白さなんですよね。

さっとだけ見るタイプの人には決してわからないことですが。

仕事でも同じです。表面的なことしか見ない人間には決して理解できないことがあるんですよね。その表面的な事象が起きるまで実は水面下でどのくらい膨大な時間がかかっていてそれにどのくらいの努力をしているのかがそう言うタイプの人間にはわかりません。だって、目の前の事象しか見ていないんですから。💦

だから人に対してのリスペクトもありません。

ま、えてしてそう言う人間は仕事ができませんが。(笑)

だから、できるビジネスマンはアート鑑賞を好んでするんですよね。意識しているのかどうかはわかりませんが。

ビジネス教育に意識してそれを取り入れようとしている動きはここ数年活発ですが、実際にこれを体感できるかどうかはやはりその人の資質によります。

ただし、意識してそれをすることでいつの間にか身についちゃうんですよね。だから、アート鑑賞するときにはぜひお時間の余裕を持っていらっしゃって下さいね。

もちろん自宅に飾れば意識していなくても無意識に色々考えちゃっているんですよね。アートの思わぬ効用です。

ま、そんなことを考えてアート鑑賞したら面白くも何ともありませんが。(笑)

湯浅克俊展『時間の鏡』は残すところ5月6日(土)、7日(日)、8日(月)、11日(木)の4日間です。

まだ見ていない方も一度見たけどまた見たいと言う方もぜひ足を運んで下さい。そして、今日書いたようなことも意識して見てみて下さいね。新しい発見があるかもしれませんよ。

いずれにしろアート鑑賞はたっぷりと時間をとってされることをオススメします。じゃないと面白くありませんよ。

私もできるだけ皆さんに楽しんでいただけるようにお手伝いできればと思います。

それでは皆さん本日も良い1日を。