こんにちは。S&Tの上村です。昨日の夜、福島で夜空を落下する光る物体が多数目撃されていますが何なのか気になりますよね。火球と見られているようですが調査結果を知りたいですよね。ロマンです。🤗
昔から星空や天体モチーフのアート作品は多数ありますもんね。やはりそれくらい宇宙は人を惹きつけるものがあるんでしょうね。未知の世界はやっぱり気になります。色々な想像力を掻き立てられますよね。ワクワクします。
私の好きなアーティストたちの作品にもたくさん天体モチーフの作品がありますが、中でもやはりトーマス・ルフの『Stars』は外せないですかね。遥か昔には安かったこの作品も今ではとんでもない価格になっていますが…。
今、S&Tに展示している作品の中にも天体モチーフの作品があります。ご覧になった方も多いかと思いますが、Ugo Rondinoneの『Stars』。
明らかにルフの『Stars』を意識したこの作品は非常に面白いです。ルフの『Stars』は1980年代後半から1990年代初めにかけて制作されたシリーズです。この作品はそれから20年ぐらいを経て制作されたのを考えると明らかですよね。
そしてルフの作品が写真なのに対して、このUgo Rondinoneの作品は写真じゃないんですよね。間近でその細部まで観察するとその違いがはっきりとわかって面白いんですよ。残念ながらそれは画像では決してわかりません。
ウーゴ・ロンディノーネは、現代的な絵画や大規模な彫刻で高い評価を得ているミクストメディア・アーティストで、作品を通じて自分を取り巻く世界とその中での自分の位置やアイデンティティを探求しています。ロンディノーネは次のように語っています。「アートのエネルギーは、自分自身と向き合う時間なのです」と。
このスターズ・リミテッド・エディションのビジョンは、まるで子供の想像力から生まれたかのようです。ウーゴ・ロンディノーネは、日常的な物や現象に詩的な側面を加えています。無表情な黒い背景に白い斑点が完璧なバランスを保ち、水平線は暗くなったボリュームの強さによって粉々に砕かれています。シンプルな手法でありながら、作家は夜をとらえ、その幻想性を具体化することに成功しています。未知のもの、空虚さ、空間、そしてこれらの不思議で超現実的な「幻影」の神秘的な響き…。彼の大きな「星」の絵画と同様に、彼はここで静寂の感覚を作り出すことに成功しています。彼の作品は密教の世界と結びついていますが、この「捏造された」夜のように、爽やかでユーモラスな面もあります。
UGO RONDINONE(ウーゴ・ロンディノーネ)は1964年ブルンネン(スイス)生まれのアーティストです。現在はニューヨークを拠点に活動中。
はっきりと作家が言っているわけではありませんがそんなオマージュ作品って意外とたくさんあるんですよね。そういう作品に気がつくとより一層楽しめますよ。
みなさんも密かに気がついている作品あるんじゃないですか?
そんな話もアートショップファイナルで思う存分してみませんか?
アートショップファイナルは3月10日(金)から3月12日(日)まで。
たくさんの皆さんのご来場お待ちしております。
それではみなさん本日も良い1日を。