こんにちは。S&Tの上村です。
本日お休みの方もたくさんいらっしゃることと思いますが、明日終了の企画展ピエール・ボナール展のご紹介です。
9月26日から国立新美術館で開催されている同展ですが、いよいよ明日終了となります。『まだ見ていない。』『知らなかった』という方の為に最後のおさらいです。
ピエール・ボナールは19世紀末〜20世紀前半のフランスで活躍した画家です。 浮世絵の影響が顕著な装飾的画面により、「日本かぶれのナビ」の異名を取った画家でもあります。その他「色彩の魔術師」という異名でも知られています。
ボナールが属していたナビ派は、19世紀末のパリで活動したパリのアカデミー・ジュリアンに通う若い画家たちによって結成された集団です。「ナビ」とは「預言者」を意味するヘブライ語だそうです。ナビ派の画家達は「日本の版画展」に衝撃を受けていて多大にその影響が見られます。日本とフランスの文化が交わり、ハイブリッドなかたちとなって作品が生み出されてきた背景を詳細に堪能できる内容となっているそうですよ。
日本では37年ぶりとなるこの大回顧展。油彩からポスター、屏風まで132点のボナール作品を一堂に拝める良い機会です。
本日の予定が特に決まっていないという方は、ぜひ足を運んで見てはいかがでしょうか?明日で終了です。