こんにちは。S&Tの上村です。昨日、街を歩いていてガラス張りのショウケースを見ていてふと昔のことを思い出しました。それは私がまだまだ右も左もわからない新人の頃のお話です。
私が勤めていたギャラリーは全面ガラス張りで外から中の様子が全て見えるように作られたギャラリーでした。前を通るお客様が中の作品を眺められるので、フラッと入ってくるお客様もよくいらっしゃいました。以前も書きましたが、私の勤めていた会社は何かを指示して教えてくれるような方針の会社ではなかったので(今では信じられませんが^^;)自分で日々考えなくてはならなかったのです。何もわからない若い私は、まずは誰よりも先に出勤して、掃除をしようと決めていました。そして、その全面ガラス張りのガラスを全て磨く事が私の日課でした。かなりの面積があるので毎日1時間近くかかってピカピカに磨きあげました。当時の私にはそれが自分の仕事の誇りでした。誰も褒めてはくれませんでしたが(^◇^;)。
そんなある日のこと取引先の方との打ち合わせがありました。一通り打ち合わせが終わり、いざお客様が帰ろうとご挨拶しながら出口の方に向かって行きました。事件はその時起こりました!
ゴツン⁉️と鈍い音がしたかと思うと、お客様はガラス張りの入り口にそのまま激突してしまったのです!かなりの厚みのあるガラスでしたが、当たりどころが悪かったのかドアのガラスは粉々に砕け散り、お客様は倒れこんでしまいました。ギャラリーのスタッフは大騒ぎで、私は救急車を呼びました。結局、そのお客様6針を縫う大怪我でした(⌒-⌒; )
その後上司と話して、あまりピカピカに磨き上げるのも考えものだなということになりましたが、汚くしているわけにもいかず入り口のところにだけギャラリーのステッカーを貼って応急処置をしていたのを覚えています。
今でもガラス張りのギャラリーがよくありますが皆さんも、もしそんなところに入る事があったら出入りに気をつけて下さいね。